2019.10.1

アートを越えろ、都市に跳び込め。「東京ビエンナーレ2020 プレイベント」が都内5ヶ所で開催

東京北東部一帯を舞台に開催が予定されている「東京ビエンナーレ」。これに先立ち、神田・日本橋を中心とした都内5ヶ所で「東京ビエンナーレ2020 プレイベント」が行われる。会期は10月12日〜11月24日(会場により異なる)。

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 2020年、「純粋」×「切実」×「逸脱」をテーマに開催が予定されている「東京ビエンナーレ」。現在、各分野から集まったディレクターによるプロジェクトや、共同代表キュレーションといったプログラムが進行中だ。主催の「東京ビエンナーレ市民委員会」共同代表を務めるのは、小池一子(十和田市現代美術館館長)と中村政人(アーツ千代田 3331統括ディレクター)。

 これに先立ち、「東京ビエンナーレ2020 プレイベント」が神田、日本橋、南池袋、番町、京橋の5つのエリアを舞台に開催される。会期は10月12日~11月24日(会場により異なる)。

 神田のアーツ千代田 3331で行われるのは、メインとなる「HOW Tokyo Biennale? 東京ビエンナーレ2020計画展」。本展には、すでに発表されたディレクター陣に加え、高山明、西尾美也、宮永愛子といったアーティストやファッションデザイナー、キュレーターが参加。それぞれのプランのほか、公募プロジェクト「ソーシャルダイブ」などの企画を展示する。

左上から鈴木康広(参考画像)、yang02+菅野創「SENSELESS DRAWING BOT #2 Performance」(TRANS ARTS TOKYO、2012)、スプツニ子!+西澤知美「東京減点女子医大」

 また、日本橋のCOREDO室町では「⽔都・⽇本橋のゲニウス・ロキは、どこへ向かう?」が開催。「水都東京 日本橋の未来」をテーマに、テクノロジーを扱った作品を手がける鈴木康広、スプツニ子!+西澤知美、やんツーの3組が新作を発表する。

 そして南池袋公園では、建築家の竹内昌義(みかんぐみ)、中田理恵(HandiHouse project)を中心としたチームによる「TINY HOUSE FESTIVAL 2019」が開催。「小さな家たちによる持続可能な暮らしづくり」をテーマに、20戸の多彩なデザインや幅広い使い方を提示する。

 加えて「番町の庭」ではチャリティショップの実験的運営が実施されるほか、京橋の各所にはグランドレベル(田中元子+大西正紀)によるベンチが出現。会期中にはそのほかにも、各エリアでシンポジウムやトークセッション、ワークショップなど様々なイベントが予定されている。