2018.4.10

「三本の線を引くだけでどこにでも現れる」とんぼせんせいの展覧会、銀座で開催

動物や女の子をモチーフにしたイラストをはじめ、イラストを重ねた風景写真に「3本の線」を描き込むとんぼせんせいの展覧会が、東京・銀座のガーディアン・ガーデンで開催される。会期は2018年5月8日〜6月1日。

「とんぼせんせいだよ!全員集合」イメージ
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 とんぼせんせいは、「三本の線を引くだけでどこにでも現れる」をコンセプトに活動するイラストレーター。シンプルな線で動物や女の子をアイコン化した平面作品をはじめ、ぬいぐるみや大型の顔抜きパネル、イラストを重ねた風景写真、食べ物など、ジャンルやメディアを超えた表現を行っている。

「とんぼせんせいだよ!全員集合」メインビジュアル

 近年では本の装丁やCDのジャケット、レコード会社のキャラクター、ファッションブランドのアクセサリーなどにも起用されており、最果タヒ『きみの言い訳は最高の芸術』(河出書房新社、2016)や、スモール出版『DIALOGUE BOOKS』シリーズへのイラスト提供、ポニーキャニオンのキャラクターディレクションなどを手がけるなど、活動の幅を広げている作家だ。

 そのとんぼせんせいの展覧会「とんぼせんせいだよ!全員集合」が、東京・銀座のガーディアン・ガーデンで開催される。本展はガーディアン・ガーデンの公募展「1_WALL」入選者の中から各界で活躍する作家の、その後の活動を伝えるための展覧会「The Second Stage at GG」シリーズの47回目。とんぼせんせいは第9回グラフィック「1_WALL」ファイナリストに選出された経歴を持つ。

「とんぼせんせいだよ!全員集合」イメージ

 本展では、各界で活躍するクリエイターの作品の中に三本の線が出現するというコラボレーションが実現。シンプルな線はメディアを横断するだけでなく、クリエイターの作品にも入り込み、イラストレーションの新たな展開を提示するという。コラボレーションに参加する予定なのは、えぐちりか、大島慶一郎、川上恵莉子、菊地敦己、佐々木俊、白根ゆたんぽ、チーム未完成、都築潤、水野健一郎、宮下良介、安田昂弘の11組。

「とんぼせんせいだよ!全員集合」イメージ

 ほかにも、ぬいぐるみなどの立体作品やバルーンなどが展示されるほか、来場者が三本の線を用いて絵を描くワークショップスペースが設けられる。様々な方向からとんぼせんせいの世界に入り込むことができる展覧会だ。