6名のファイナリストが「1人1壁面」に挑む。第18回グラフィック「1_WALL」展開催

グラフィック界の次世代を担う若手を発掘することを目的に、ガーディアン・ガーデンが主催する公募展「1_WALL」。第18回のファイナリスト6名によるグループ展が、2月20日から3月16日まで開催される。

清水 ニューファッション

 ガーディアン・ガーデンが主催する、個展開催の権利をかけた公募展「1_WALL」。同展は写真とグラフィックの2部門で、2009年よりおよそ半年に1回のペースで開催されている。

 2月20日より開催される第18回グラフィック「1_WALL」展では、ポートフォリオ審査による1次審査と、一対一で審査員と対話をする2次審査を通過したファイナリストが、1人1枚の壁面を使って作品を発表する。

平田尚也 "Demon" "Space Ship" "Royal Drive"

 出展作家は、「今見ているもの」をトレースして作品を制作する河村真奈美、1960〜70年代のおもちゃの世界観を独自のイラストレーションで展開する清水、ロバが主人公の絵本を描き、絵と本の構造を考える中田こぶし、ネットで収集した画像を仮想空間で彫刻をつくるように組み立て作品をつくる平田尚也、自作の詩とグラフィックの世界を融合させた福西想人、カラフルな色で女の子のキャラクターを描くモニョチタポミチの6名。

福西想人 とうそうぶんぽうの発動装置

 会期中の2月27日には、一般見学者にも公開される最終審査会を開催。ファイナリストによるプレゼンテーションの後、川上恵莉子(アートディレクター)や白根ゆたんぽ(イラストレーター)ら審査員による議論を経て、グランプリ受賞者が決定する。

編集部

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