毎年開催され、今年で19回目となるコンペティション「1_WALL」。新しい表現を追求し続けている若い才能を発掘することを目的としており、対象となるのは35歳以下の若手だ。グランプリ受賞者には、約1年後のガーディアン・ガーデンでの個展の開催の権利と、個展制作費として20万円が支給される。応募受付期間は、グラフィック部門が2018年5月28日~6月1日、写真部門は6月25日~29日。
一次審査と二次審査を経て、ファイナリストに選ばれた6名はガーディアン・ガーデンで開催される「1_WALL」展に出品できる。
最終審査は公開となっており、ファイナリストは「1_WALL」展の会期中、展示作品とグランプリを受賞した際の個展プランについて公開プレゼンテーションを行う。ポートフォリオ、展示作品、プレゼンテーションの3要素を基に審査を行い、審査員の議論を経てグランプリ1名が決定。
グランプリ受賞者は「1_WALL」展の約1年後にガーディアン・ガーデンで個展を開催する権利が与えられる。個展会場の無料貸与、制作費として20万円の支給のほか、チラシ制作などの広報もサポートされる。
今回のグラフィック部門の審査員は、アートディレクターの川上恵莉子、グラフィックデザイナーの菊地敦己、タイポグラフィ集団の大日本タイポ組合、イラストレーターの都築潤、東京国立近代美術館主任研究員の保坂健二朗の5名。
また、写真部門の審査員は、美術批評家の沢山遼、写真家の鈴木理策、グラフィックデザイナーで美術家の田中義久、赤々舎代表取締役でディレクターの姫野希美、東京国立近代美術館主任研究員の増田玲の5名が務める。