こけら落としは「石川コレクション展」。ニコラ・ブリオー率いる現代美術の新エコシステム「MO.CO.」とは何か?
この夏、南フランスのモンペリエで、美術理論家のニコラ・ブリオー率いる文化政策「Montpellier Contemporain」(モンペリエ・コンタンポラン、通称「MO.CO.」)が本格始動した。世界の現代美術コレクションと協同する展覧会スペースも有するこの政策が目指す、新たな「アートのエコシステム」とは何か? こけら落とし展となった「石川コレクション展」の様子とともにレポートする。
この夏、南フランスのモンペリエで、美術理論家のニコラ・ブリオー率いる文化政策「Montpellier Contemporain」(モンペリエ・コンタンポラン、通称「MO.CO.」)が本格始動した。世界の現代美術コレクションと協同する展覧会スペースも有するこの政策が目指す、新たな「アートのエコシステム」とは何か? こけら落とし展となった「石川コレクション展」の様子とともにレポートする。
現在放送中のNHK連続テレビ小説『なつぞら』の舞台となった北海道・十勝で、大地と格闘しながら作品を生み出し続けた画家・神田日勝。その回顧展「神田日勝 大地への筆触」が、東京ステーションギャラリーを皮切りに神田日勝記念美術館、北海道立近代美術館で開催される。東京展の会期は2020年4月18日〜6月28日。
東京都墨田区の4坪一間の空間にアートコンプレックス「文華連邦」が誕生する。オープニング記念展「Good Morning Japan-おはようにっぽん」の会期は7月27日〜28日 、8月3日〜4日。
別府の地域性を活かしたアートプロジェクトを実現する個展形式の芸術祭「in BEPPU」。4回目を迎える今年は、新聞紙とガムテープを用いた作品を手がけるアーティスト・関口光太郎に決定した。会期は9月21日~11月10日。
舞台芸術と写真・映像メディアを用いて制作するアーティスト・三野新率いる演劇コレクティブ「ニカサン」。その新作公演「うまく落ちる練習」が、東京・天王洲のANOMALYで開催される。日程は8月2日〜4日。
東京都現代美術館で、夏休みの期間にあわせた展覧会「あそびのじかん」が始まった。本展には開発好明のほか野村和弘、TOLTAなど6組のアーティストが参加。それぞれ触って遊べる作品を展示室内に展開する。
今週スタートした展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。この機会をお見逃しなく。
元朝香宮邸として知られる東京・白金の東京都庭園美術館。この美術館の建築そのものに焦点を当てた展覧会「1933年の室内装飾」が始まった。アール・デコ様式をいまに伝えるこの美術館をじっくりと堪能する機会だ。
画家であり、映画『潜水服は蝶の夢を見る』で知られるジュリアン・シュナーベルがメガホンをとる映画『永遠の門 ゴッホの見た未来』が11月8日より全国ロードショーされる。ウィレム・デフォーがゴッホを演じる本作の見どころとは?
フランスを代表する現代アーティストであり、2013年の第55回ヴェネチア・ビエンナーレで銀獅子賞を受賞したカミーユ・アンロ。その待望の日本初の大規模個展「蛇を踏む」が、初台の東京オペラシティ アートギャラリーで開催される。会期は10月16日〜12月15日。
ニューヨーク近代美術館(MoMA)のミュージアムショップ「MoMA Design Store」が、美術家・草間彌生の作品をモチーフとしたスノードームを発売する。表参道店と公式オンラインストアでの先行販売は、7月20日の午前11時から。
東京・京橋のLIXILギャラリーが実施している、3ヶ月ごとに独自のテーマで現在進行形の考えを具現化する「クリエイションの未来展」シリーズ。第19回目となる今回は、隈研吾、山口一郎(NF/サカナクション)、森永邦彦(ANREALAGE)の初コラボレーションによって、意味や解釈、理屈を超えた体験を生み出すことを試みる。会期は7月20日~9月24日。
KAWSの代表的なキャラクター「コンパニオン」の巨大アートワークが世界各地を巡るプロジェクト「KAWS: HOLIDAY」。このプロジェクトが現在、「KAWS:HOLIDAY JAPAN」として富士山の麓に上陸中だ。巨大アートワークを見ることができるのは2019年7月24日まで。
銀座 蔦屋書店の「GINZA ATRIUM」で、彫刻家・コムロタカヒロの個展「Vortex」が開催される。アクションフィギュアやソフビに影響を受け独自のキャラクターを制作するコムロは、本展で初発表となる木彫作品を展示。会期は8月6日〜25日。
日本人の父とイギリス人の母を持つ自身の出自や家族の歴史を出発点に、綿密なリサーチにもとづき、事実とフィクションを融合させた作品で知られるサイモン・フジワラ。今回、フジワラの新作個展「The Antoinette Effect」が、東京・六本木のTARO NASUで開催されている。会期は8月10日まで。
《渋家》で知られる齋藤恵汰と、コミュニティの中で生まれるアートを地域住民とともにプロジェクトとして実践してきた堀崎剛志による2人展「構造と表面」展が、東京の駒込倉庫で開催される。会期は8月2日〜11日。
無人島プロダクションが、東京都墨田区江東橋に移転。こけら落としとして小泉明郎展「Dreamscapegoatfuck」では、戦争の「加害者」「被害者」双方の追体験を促すふたつのインスタレーション作品と、立体作品《Sleeping Boy》(2015)を見ることができる。会期は7月20日〜8月31日。
虫の多様性や人間との関係性からデザインの新たな一面を学ぶ展覧会「虫展 −デザインのお手本−」が、東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTでスタート。ディレクションにグラフィックデザイナーの佐藤卓を、企画監修に解剖学者・養老孟司を迎えた本展の見どころとは?
第19回写真「1_WALL」でグランプリを獲得した田凱(でん・がい)の個展「生きてそこにいて」が、東京・銀座のガーディアン・ガーデンにて開催される。会期は7月23日〜8月24日。また7月31日には、美術批評家・沢山遼とのトークイベント「人はみな孤島であろう」も行われる。
最先端の立体音響システムなどを新たな楽器として駆使するサウンドアーティスト・evalaが「インビジブル・シネマ」をテーマに、「音だけの映画」を製作。2020年1月の公開に先駆け、8月には東京・青山のスパイラルでライブパフォーマンスを開催する。