
美術手帖 2017年9月号 「Editor's note」
8月17日発売の『美術手帖』 2017年9月号は、「川島小鳥」特集! 編集長・岩渕貞哉による「Editor’s note」をお届けします。


8月17日発売の『美術手帖』 2017年9月号は、「川島小鳥」特集! 編集長・岩渕貞哉による「Editor’s note」をお届けします。

この秋、港町・神戸で港を舞台にしたアートの祭典が繰り広げられる。港を象徴する突堤や係船杭、ターミナル施設など、神戸港の魅力を最大限に活かした会場に、多彩な作品が展示。特別航路で運航する「アート鑑賞船 神戸シーバス ファンタジー号」でのクルーズは、神戸ならではのアートの楽しみ方として注目が集まる。

8月17日発売の『美術手帖』9月号は、『未来ちゃん』で知られる川島小鳥を特集。美術・文化史のなかに川島を位置づけることで、その豊かな表現の源泉に迫る。

1960年代後半からロンドンでプリントTシャツの製作を行い、パンクムーブメントの中心人物となったアートユニット、ジョン・ドーヴ&モーリー・ホワイトが日本初の個展を開催する。

アーツカウンシル東京は東京都美術館で8月18日よりの3日間にわたり、アーティストと福祉施設やコミュニティが出会い、様々なプログラムを展開する「TURNフェス3」を開催する。今回のテーマは「アクセシビリティ」。

クリスティーズ香港で11月に開催される中国美術オークションのハイライトとして、「Le Cong Tang コレクション」が出品される。

故・蜷川幸雄によって立ち上げられた高齢者演劇集団「さいたまゴールド・シアター」が新作『薄い桃色のかたまり』を上演する。劇作家や俳優として活躍する岩松了による書き下ろしで、演出も岩松がつとめる。公演日程は9月21日から10月1日。

「あざみ野コンテンポラリー」のシリーズ展第8回として、映像・写真を制作する渡辺豪が個展を開催。フィンランド研修での経験をもとに制作された、最新の映像インスタレーションを中心に展示する。

YKK APが取り組む、窓を学問として多角的に探究する活動「窓学」が10周年を迎えるのを記念し、窓をテーマにしたアート作品と、これまでの研究成果を紹介する展覧会が開催される。会期は9月28日〜10月9日。

写真家・田原桂一とダンサー・田中泯による展覧会「田原桂一『光合成』with 田中泯」が原美術館で開催される。会期は9月9日〜12月24日。

『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2017年8月号では、アール・ブリュットの基礎文献や、都市の歴史を紐解く著作など、アートに関する重要なテーマを扱った4冊を取り上げた。

1840年生まれの文豪エミール・ゾラと1839年生まれの画家ポール・セザンヌは、共に支え高め合うライバルであった。そんな2人の40年にもわたる激しくも美しい友情を、アートコレクターとしても知られるダニエル・トンプソンが描き出す。

現在、東京藝術大学大学院先端芸術科の教育研究助手をしている笹川治子の個展「リコレクション―ベニヤの魚 Recollection: the Plywood Fish」が、大阪のYoshimi Artsで開催される。会期は8月25日〜9月17日。

第23回
『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2017年8月号では、1960年代から活躍するイギリスの音楽家デイヴィッド・トゥープの自伝『フラッター・エコー 音の中に生きる』を取り上げた。

多くの人が夏休みを取る8月。これを機に、普段は行かない場所やいままで行ってみたかった場所に出かける人も多いだろう。そこで編集部オススメの展覧会を地域別にピックアップ。夏の美術館巡りの参考にしてほしい。

泉太郎がTake Ninagawaでの2回目の個展を開催。イタリアの家具職人とのやり取りを通して制作された作品《←連絡》を展示する。会期は9月9日〜10月21日。

国内外で高く評価されている写真家・宮本隆司の個展「ロー・マンタン 1996」が、タカ・イシイギャラリーで開催される。会期は8月26日〜9月30日。

多くの人が夏休みを取る8月。これを機に、普段は行かない場所やいままで行ってみたかった場所に出かける人も多いだろう。そこで編集部オススメの展覧会を地域別にピックアップ。夏の美術館巡りの参考にしてほしい。

山種美術館で、上村松園の日本最大規模のコレクション全18点が、様々な画家の美人画とともに一挙に公開される企画展「上村松園 ―美人画の精華―」が開催される。会期は8月29日〜10月22日。