東京・天王洲を拠点に、「TERRADA Art Complex」の運営などアート事業に力を入れている寺田倉庫が、12月14日より世界初の建築模型専用クラウド保管サービス「ARCHI−DEPOT STOCK」の提供を開始した。
建築家や設計事務所の思考のプロセスや、建築文化のエッセンスが込められたものとして注目を集めている建築模型だが、建築家は模型を保管するスペースが足りない、あるいは作品やコンセプトを披露する場所がないという課題を抱えていた。
こうした課題を解決するために開発された本サービスでは、建築模型を1ユニット(100×100×45センチメートル)あたり月額500円で保管することができるのに加え、建築模型を写真で管理し、ウェブ上で公開することもできる。模型を預けない場合も、自身で撮影した写真を登録し、公開することが可能だ。
また、登録・公開された模型は、2016年に寺田倉庫が天王洲にオープンした建築模型専門の展示施設「建築倉庫ミュージアム」で展示されるチャンスも。さらに今後は、模型の売買機能なども随時追加される予定だという。