ゴーギャンのタヒチ時代を描く映画『ゴーギャン タヒチ、楽園への旅』が1月に公開

フランスの画家、ポール・ゴーギャンの作品スタイルを決定づけたタヒチでの日々を描く映画「ゴーギャン タヒチ、楽園への旅」が2018年1月27日に公開。晩年のゴーギャンをヴァンサン・カッセルが演じる。

映画『ゴーギャン タヒチ、楽園への旅』より © MOVE MOVIE -  STUDIOCANAL  - NJJ ENTERTAINMENT

 19世紀のパリで、ゴッホやセザンヌらと並び「後期印象派」の画家として活躍したポール・ゴーギャン。異国情緒と神秘性をたたえるその独特の作品スタイルを決定づけたのが、南太平洋に浮かぶ島・タヒチでの経験だ。

 18年1月に公開される映画『ゴーギャン タヒチ、楽園への旅』では、ゴーギャンが最初にタヒチに滞在した1891年の6月から93年の7月までを、史実と虚構を織り交ぜながら描く。

映画『ゴーギャン タヒチ、楽園への旅』より © MOVE MOVIE -  STUDIOCANAL  - NJJ ENTERTAINMENT

 1891年、パリでの生活に嫌気が差したゴーギャンは、「野生」を追い求め念願のタヒチ島へと出発する。はじめは孤独と病に苦しめられるが、妻となる神秘的で奔放な女性・テフラや、現地に伝わる独特の宇宙観との出会いをきっかけに、次々と名作を生み出していく。

 本作の下地となっているのは、タヒチを去った後にゴーギャンが自ら執筆した『ノア・ノア』というファンタジックな紀行エッセイ。そのなかで詩情豊かに表現されているテフラとの愛と苦悩の日々をベースとしながら、芸術家としての葛藤や名作の誕生シーンなど、タヒチでのゴーギャンの様々な姿が描かれる。

映画『ゴーギャン タヒチ、楽園への旅』より © MOVE MOVIE -  STUDIOCANAL  - NJJ ENTERTAINMENT

 監督はエドゥアルド・デルック、ゴーギャンを演じるのはインディペンデントの芸術映画からハリウッド作品まで幅広く活躍するヴァンサン・カッセル。妻・テフラ役は、タヒチ現地でのオーディションによって選ばれたツイー・アダムスが演じる。

映画『ゴーギャン タヒチ、楽園への旅』より © MOVE MOVIE -  STUDIOCANAL  - NJJ ENTERTAINMENT

編集部

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