
InstagramがNFT機能を導入。アクセシビリティの向上などを目指す
Instagramが、ユーザーが作成・所有するNFTをプロフィールで共有できる機能を実験的に導入した。今後は、FacebookやInstagramストーリーでも展開予定となっている。

Instagramが、ユーザーが作成・所有するNFTをプロフィールで共有できる機能を実験的に導入した。今後は、FacebookやInstagramストーリーでも展開予定となっている。

「クイーン・オブ・ポップ」の異名を持つマドンナがメディアアーティスト・Beepleとコラボレーションした初のNFT作品が、2日間にわたって約63万ドル(約8140万円)で落札された。すべての収益は、世界中の女性や子供たちの支援に取り組む3つの非営利団体に寄付されるという。

新宿区にある製本印刷工場跡地でひらかれ、連休中の話題をさらったグループ展「惑星ザムザ」は、布施琳太郎によるキュレーションで17名の作家が参加した。「テキスト以前の物質」を出発点とする本展について、問題提起とその先にある可能性を批評家・キュレーターの石田裕己が論じる。

第4回
美術館で開催される展覧会は、他館や個人、法人などから作品を借りて展示することが多い。このときに必要不可欠なのが美術品輸送スタッフの技術とノウハウだ。展覧会で活躍する縁の下の力持ち、美術品輸送スタッフは、どのような仕事をしているのか。ヤマト運輸株式会社 東京美術品支店のスタッフに話を聞いた。

京都・荒神口にあるkōjin kyotoで、落合陽一、レギーネ・シューマン、横山奈美の3名を迎えた展覧会「ゆらぐbe with light」がはじまった。会期は6月22日まで。

昨年行われた東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会公式文化プログラム「東京2020 NIPPONフェスティバル」。そのなかで、唯一、実空間の会場での開催準備を進めていた「Our Glorious Future ~KANAGAWA 2021~」は、2021年の夏、東京都で緊急事態宣言発令に伴い、開幕予定の1ヶ月前に無観客展示が確定した。日本でも前例のないこの無観客展示を手がけたキュレーターの藤川悠はそこから何を見出したのか?

新鋭の映画監督として注目を集める川和田恵真にとって長編映画デビューとなる『マイスモールランド』が現在公開中だ。クルド人の少女・サーリャが “自分の居場所(アイデンティティー)”に悩み苦しみながらも成長していく姿を描いた本作では、『ドライブ・マイ・カー』で世界の注目を集めた美術監督・徐賢先(ソ・ヒョンソン)によって、物語に溶け込んだリアリティーあふれる情景や空間が生み出された。「在日クルド人のありのままの暮らしを再現した」という徐のプロフェッショナルな仕事ぶりにスポットを当てる。

第2回
経済発展を背景に、中国では毎年新しい美術館・博物館が続々と開館し、ある種珍異な光景を見せている。本連載では、そんな中国の美術館生態系の実態を上海在住のキュレーター・金澤韻が案内。第2回は、2019年3月に開館した「上海油缶芸術中心」(TANK)をお届けする。

長く引き伸ばされた顔や首に、瞳のないアーモンド形の目。不気味さの中にも、独特の哀愁と優美さを感じさせ、一度見たら、忘れることはできない。そのような画風と、酒と麻薬に溺れた短い生涯から、「呪われた画家」「破滅型の天才」といったイメージで語られやすい画家アメデオ・モディリアーニ。しかし、その画家としての経歴を紐解いてみると、ままならぬ現実に葛藤し、苦悩しながらも、真摯に自分の「芸術」を追い求めていく、一人の男の姿である。今回は、大阪中之島美術館で開催中の開館記念特別展「モディリアーニ」に寄せ、彼の描いた裸婦像の最高作とも言うべき《髪をほどいた横たわる裸婦》誕生までをたどってみたい。

エイベックス・ビジネス・ディベロップメントのアートメディア「MEET YOUR ART」が、恵比寿ガーデンプレイスで「MEET YOUR ART FESTIVAL 2022 ‘New Soil’」を開催中。そのハイライトをレポートしたい。

「世界の終わり」について考察し、近代の諸概念を根源的に問い直す展覧会「世界の終わりと環境世界」が、東京・表参道にあるGYRE GALLERYでスタートした。

「OIL by 美術手帖」がお送りする、アーティスト対談企画。京都在住の加納俊輔と、大阪在住の安田知司は、嵯峨美術大学出身の同期生だ。加納がロジカルに作風とキャリアを積み重ねてきたのに対し、安田の作家歴は迷走と愚直さに満ちている。対照的な個性と深い友情で結ばれた彼らが、たがいの軌跡と作品について語り合った。

今週開幕/閉幕する全国の展覧会のなかから、とくに注目したい4つをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

香川・丸亀市の丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)が公募展「第1回 MIMOCA EYE / ミモカアイ」への応募を6月30日まで受けつけている。

2021年にスタートした「 Art Collaboration Kyoto(ACK)」が今年も開催。プログラムディレクターには新たに山下有佳子が就任した。

ドイツの現代映画界を代表する映画監督ヴィム・ヴェンダースが、東京・渋谷区内の公共トイレを舞台にしたアートフィルムを制作することが発表された。主演が俳優の役所広司に決定し、トイレのメンテナンスを行う清掃員たちを主人公にするという。

アートフォト専門誌『IMA』を刊行する株式会社アマナが、2018年より長野県の浅間山麓を会場に開催している「浅間国際フォトフェスティバル」。今年はリアルとバーチャルの2会場で開催される。会期は7月16日〜9月4日。

コロナ禍による延期を余儀なくされていた東京オペラシティ アートギャラリーのライアン・ガンダーの大規模個展「ライアン・ガンダー われらの時代のサイン」がついに開催。会期は7月16日〜9月19日。

メディアアーティスト・落合陽一によるインスタレーション作品《「nullの木漏れ日」(Sunbeam of null in forest)》が、東京の中心地にある「大手町の森」で展示される。会期は6月9日〜7月8日。

第52回
ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第52回は、独学でオリジナルのゼンマイ式掛け時計をつくり続ける黒田清孝さんを紹介する。