陶芸家が残した知られざる写真。清水穣評「キュレトリアル・スタディズ15:八木一夫の写真」展

京都国立近代美術館で、前衛陶芸家集団「走泥社」の一員でもあった陶芸家・八木一夫が残した写真を紹介する「キュレトリアル・スタディズ15:八木一夫の写真」展が開催された。実用性より造形の芸術性を求めた「オブジェ焼き」で知られる八木は、写真に何を見出していたのか? 写真と陶芸に共通するものを手がかりに、清水穣が論じる。

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変異が生み出す価値という偶然。椹木野衣評 エキソニモ「CONNECT THE RANDOM DOTS」展

インターネットと現実を往来する活動を行ってきたアートユニット・エキソニモの個展「CONNECT THE RANDOM DOTS」が、WAITINGROOMで開催された。「点つなぎ」に着想を得て、同名の書籍やそれを取り巻くインスタレーション、ウェブサイト、ブロックチェーンを含むプロジェクトとしてランダム性と価値の関係を問う本展を、椹木野衣がレビューする。

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新しい資本を考えるタイランド・ビエンナーレの試み。「タイランド・ビエンナーレ2021」現地レポート

金沢21世紀美術館館長・長谷川祐子が芸術監督を務め、オラファー・エリアソンやヤン・フードンなどを含む世界25ヶ国から53のアーティストが参加する「タイランド・ビエンナーレ2021」。今年2回目を迎えた同ビエンナーレの様子を、タイ・バンコクでアーティスト・教員として活動する隅英二がレポートする。

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