
名和晃平からレアンドロ・エルリッヒまで。東京で見られるパブリック・アート5選
公共空間で誰もが鑑賞できるパブリック・アート。そんなパブリック・アートが多数存在する東京で、編集部がおすすめする5つの作品をピックアップして紹介する。

公共空間で誰もが鑑賞できるパブリック・アート。そんなパブリック・アートが多数存在する東京で、編集部がおすすめする5つの作品をピックアップして紹介する。

国内外で活躍する画家・津上みゆきの個展「View ― 人の風景」が、長崎県美術館で開催される。本展では、2018年度に朝日新聞紙面で連載された朝井まかてによる小説『グッドバイ』の挿画制作を機に長崎に取材したシリーズの原画全54点に加え、江戸時代より続く秋の大祭「長崎くんち」の風景を描いた2枚1組の横幅6メートルにおよぶ大作などを、スケッチとともに見ることができる。会期は8月3日~10月9日。

平安時代より知られる名湯「城崎温泉」。英語の旅行ガイドブックで世界一のシェアを誇る『ロンリープラネット』では日本のベスト温泉のひとつにも選ばれたこの温泉があるのが、兵庫県豊岡市だ。温泉に加え、近年様々な文化施設が新設されるこの地域の魅力を紹介する。

夏休みを利用して海外の美術館を訪れる人も多いだろう、そこでここでは、上海で開催されている展覧会のなかから、編集部が注目する展覧会を5つピックアップして紹介する。

大正時代に活動し、20歳と2ヶ月の若さでこの世を去った画家・関根正二。約160点の作品と資料による20年ぶり、過去最大の回顧展「生誕120年・没後100年 関根正二展」が、福島県立美術館(9月14日~11月10日)を皮切りに三重県立美術館(11月23日~2020年1月19日)、神奈川県立近代美術館 鎌倉別館(2020年2月1日~3月22日)で開催される。

アーティストの村上隆と、バッグブランド・吉田カバンが手がける「PORTER」がコラボレーションアイテムを発売。7月27日には、カイカイキキが運営するスーベニア・ショップ「Tonari no Zingaro」でも販売される。

美術品市場分析会社「ArtTactic」のレポートによると、2019年上半期の世界オークション売上高が前年同期比で20.3パーセント減少し、55億5000万ドル(約6000億円)という数字になった。その原因とは?

渋谷を舞台としたアート・プロジェクト「SHIBUYA / 森山大道 / NEXT GEN」が今夏開催。渋谷駅周辺の路地裏を森山大道の写真がジャックする「STREET」(8月2日〜15日)、東横線渋谷駅のヒカリエ改札地下4階の空間で森山や山田智和が参加する「UNDERGROUND」(8月1日〜4日)などの展示が行われる。

先週スタートした展覧会と7月28日までに終了する展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。この機会をお見逃しなく。

世界各地にグラフィティやステンシル画を残す覆面アーティスト・バンクシーがInstagramに画像と動画を投稿。グラストンベリー・フェスティバルに出演したラッパー・ストームジーの衣装を制作したことを明らかにした。

「軽率、浪費家」とも言われ、革命の犠牲者でもあったフランスの王妃、マリー・アントワネット。その人生の全貌に迫る展覧会「マリー・アントワネット、イメージのメタモルフォーゼ」が、10月16日よりパリのコンシェルジュリーで行われる。

画家・風能奈々の個展「触っても触っても遠い」が、東京・六本木の小山登美夫ギャラリーで開催される。本展では、絵具の層を熱ペンで溶かしながら引っ掻いた新作絵画などを見ることができる。会期は7月27日〜8月24日。

第7回
世界経済フォーラム(WEF)による2018年度版「ジェンダー・ギャップ指数」で、日本は「調査対象の149ヶ国中110位」という低順位であることが明らかになったが、日本の美術界の現状はどうか。美術手帖では、全11回のシリーズ「ジェンダーフリーは可能か?」として、日本の美術界でのジェンダーバランスのデータ、歴史を整理。そして、美術関係者のインタビューや論考を通して、これからあるべき「ジェンダーフリー(固定的な性別による役割分担にとらわれず、男女が平等に、自らの能力を生かして自由に行動・生活できること)」のための展望を示していく。第6回では、西洋を起源とする制度や二元的思想への疑問を発端に作品制作を続けてきたアーティスト・笠原恵実子に話を聞いた。

国宝5件、重要文化財22件のほか全国各地で守り伝えられてきた名品を一挙公開する展覧会「文化財よ、永遠に」が京都・泉屋博古館(9月6日〜10月14日)、東京・泉屋博古館分館(9月10日〜10月27日)、福岡・九州国立博物館(9月10日〜11月4日)、そして東京国立博物館(10月1日〜12月1日)で同時期開催される。

音声ガイドの仕組みを用いてダンスを観ることを試みる「音で観るダンス」プロジェクト。同プロジェクトは、視覚の有無を超えて、ダンスと言葉のより良い関係を探るべく、2年にわたってワークショップや研究会を重ねてきた。今回、同プロジェクトの3年間の活動を総括する最終公演が、8月31日にKAAT 神奈川芸術劇場で行われる。

独自の感覚で選び取った多種多様なモノを、空間に精緻に配置するインスタレーション作品を手がける青柳龍太。今回開催されるギャラリー小柳での初個展「sign」では、ファウンド・オブジェクトにより構成された新作インスタレーションを見ることができる。会期は8月3日〜 9月27日。

2020年12月19日より58日間にわたり、第3回となる「札幌国際芸術祭」が開催される。テーマとなる「Of Roots and Clouds: ここで生きようとする」が意味するものとは何か? 注目すべきポイントをピックアップする。

失われたフィルム映画のタイトルをモチーフとしたシリーズを手がける平川祐樹。本展ではフランス映画を対象としたシリーズ第5作目を発表。真っ黒なスクリーンに次々と現れるのは64本の映画の原題であり、展示室にはそれを読み上げる声だけが響く。この作品に潜む言葉の虚構性の問題を中心に、アーティストの大岩雄典が考察する。

風、布、呼吸が与える身体感覚における触覚性を、デジタル・テクノロジーを用いたインスタレーションによって表現するヴィンセント・ライタス。駒込倉庫(東京)の空間全体を使った本個展で試みたこととは?

NIKEやユニクロ、IKEAなど数多くのグローバルブランドとのコラボレーションを行い、イラストレーターやキャラクターデザイナーとして広く知られるジェームス・ジャービス。現在、渋谷のNANZUKAで開催中の個展「Throw-ups」では、様々なメディアを用いた新作を披露している。会期は8月24日まで。