INTERVIEW

写真という思い込みを疑い、現代の「洞窟」としてホテルを見た。写真家・横田大輔インタビュー

記憶と現在、イメージと現実の関係性を制作のテーマに据え、国内外で写真作品を発表してきた横田大輔。日本では3年ぶりとなる新作個展「Room. Pt. 1」が、東京・銀座のガーディアン・ガーデンで6月22日まで開催中だ。本展で横田は、「大量の写真をもとに大量の写真集をつくる」という当初の展示プランとは大きく異なる、インスタレーションや映像などからなる展示を出現させている。本展の意図、そしてこれまでの活動について、横田に話を聞いた。

2019.6.12

アーティストとギャラリストはともに歩む。 小林正人✕佐谷周吾対談

油彩とキャンバスによる「絵」にこだわりながら創作をつづけ、昨年には自伝的小説『この星の絵の具』も刊行したアーティスト・小林正人。そして、ギャラリストとして小林をサポートし続けてきたShugoArtsの代表・佐谷周吾。アーティストとギャラリストがともに歩んだからこそ生まれたものを、二人の対談から明らかにしたい。

2019.6.11

服を選ぶように作品を選ぶ。アートコレクター吉野誠一インタビュー

“現代美術コレクターの自宅”がコンセプトのカフェレストラン「SUNDAY」。そのプロデュースを手がけるのが、自身もアートコレクターである吉野誠一だ。作品の収集にとどまらず、なぜ「SUNDAY」 をはじめとした「作品のある空間」をつくり、美術を媒介としたコミュニケーションを築いているのか。様々なかたちで美術と向き合う吉野に、作品収集の魅力について話を聞いた。

2019.6.2

アーティストとつくっていくギャラリー。「Maki Fine Arts」牧高啓インタビュー

2010年に開廊し、2015年よりの神楽坂に拠点を移したMaki Fine Arts。代表の牧高啓は、80年代生まれの若手ギャラリストとして、多くの展覧会を手がけてきた。白川昌生のような日本の現代美術史において重要な位置にあるベテランアーティストから、豊嶋康子、荻野僚介、末永史尚といった確かな評価を得てきた中堅、池田衆、加納俊輔などの新しい世代を扱い、その名前を国内外に認知させてきた。また、アレックス・ダッジなど海外アーティストも紹介している。Maki Fine Artsのギャラリーオーナーである牧高啓に、アーティストとともに歩んできたこれまでの道のり、そして今後の展望について聞いた。

2019.5.23

ファッション写真でも現代美術でもない。2019年の「写真」のリアリティ。鈴木親インタビュー

日本に「ファッション写真」という分野が成立しているとすれば、鈴木親は間違いなくその第一線で活躍する写真家のひとりだ。1990年代半ばから、フランスの雑誌『Purple』で活躍しその後もファッション、ストリート、アートの分野を領域横断し、国際的な活動を続けている。現在、KOSAKU KANECHIKAで開催中の個展「わたしの、東京」に際し、ファッション写真にとどまらない、2019年の写真の方法論について話を聞いた。

2019.5.1

トレンドから見える、現代美術。アートコレクター桶田俊二・聖子夫妻インタビュー

世界各地を訪れ、時代の流れとトレンドを意識しながら、独自のセンスでアートコレクションを築き上げてきた桶田俊二・聖子夫妻。4月17日より東京・青山のスパイラルガーデンにて、初めてコレクションの一般公開を行うなど、アートの楽しさをより多くの人と共有したいと願うふたり。アートコレクターとしての来歴を含め、作品収集の魅力について聞いた。

2019.4.15

アートは決して都市の「飾り」ではない。清水敏男と中村康浩が語る、東京ミッドタウンのパブリックアート

デザインとアートを通して、日本の新たな価値や感性を世界へと発信してきた東京ミッドタウン。ここには、清水敏男とジャン=ユベール・マルタンが世界で活躍するアーティストを選定、プロデュースしたパブリックアート作品が19点展示されている。そして今年3月29日、ここに、パブリックアート恒久設置コンペ「The Best of the Best TMA Art Awards」によって選ばれた石山和広の作品が20点目の作品として新たに加わる。東京ミッドタウンにとってパブリックアートが持つ意味とは。そして、都市とアートの関係性とは? 国内外で多岐にわたってアートワークをプロデュースしてきた清水敏男と、東京ミッドタウンマネジメント株式会社 代表取締役社長の中村康浩がそれぞれの思いを語る。

2019.3.29

プライマリー、セカンダリーにこだわらないギャラリーのあり方。「THE CLUB」 山下有佳子インタビュー

2017年4月20日、東京・GINZA SIX内にギャラリー「THE CLUB」がオープンした。日本ではまだ目にする機会が少ない現代のアーティストを中心に、時代や分野を超えた展示を行うこのギャラリーが掲げるのは、欧米とアジアの架け橋となり、美術を通じて、様々な人、文化が交わり、新たな感性を発見できる場所になること。オークションハウス「サザビーズ」での経験を生かして現在「THE CLUB」のマネージングディレクターを務める山下有佳子に、自身のこれまでとギャラリーの現在、これからについて話を聞いた。

2019.2.16

ソフィ・カルが語る作品制作の姿勢(アティチュード)。「私の目的は『壁』と『本』」

原美術館で20年ぶりに「限局性激痛」をフルスケール展示し、大きな話題を集めているソフィ・カル。このフランスを代表するアーティストが2月2日よりペロタン東京とギャラリー小柳の2ヶ所でも個展を開催している。自伝的作品や他者へのインタビューをもとにした作品で知られるカルはどのような姿勢で作品を生み出しているのか? 写真史家の戸田昌子が来日した作家に話を聞いた。

2019.2.9

NHKが『AKIRA』を起用した理由とは? 東京再開発のドキュメンタリー『東京リボーン』の裏側に迫る

2018年12月23日より放送がスタートしたNHKスペシャルのシリーズ『東京リボーン』(全6回)。『AKIRA』を手がけたマンガ家・大友克洋がタイトル映像とデザイン監修を手がけ、『AKIRA』の世界観を取り込んだ番組は、放送開始前から大きな話題を集めた。NHKとAKIRAという異色のコラボレーションはどのようしにて生まれたのか? 番組制作者のひとりであるNHK・デザインセンターの森内大輔に聞いた。

2019.2.8

中国の美術館はどうあるべきか? 南京四方当代美術館館長、陸尋(ル・シュン)に聞く

アメリカの建築家、スティーヴン・ホールが設計した中国を代表する私設美術館のひとつ、南京四方当代美術館。2013年に新館が開館以来、ここでは様々な展覧会が行われてきたほか、若手アーティストを支える多彩なプログラムも開催されてきた。今回、東京のオオタファインアーツで開催中(1月19日まで)の中国人アーティスト・唐狄鑫(タン・ディシン)の個展にあわせて来日した同館館長・陸尋(ル・シュン)に、私設美術館の取り組みや中国の私設美術館の現状について話を聞いた。

2018.12.31

デュシャン作品の殿堂。 フィラデルフィア美術館館長、ティモシー・ラブに中尾拓哉がインタビュー

アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィアのランドマークのひとつであり、24万点以上のコレクションを誇るフィラデルフィア美術館。この美術館には古代からコンテンポラリー・アートまで幅広いジャンルの作品が揃うが、なかでも有名なのが《大ガラス》《遺作》といったマルセル・デュシャンの作品群だ。今回、東京国立博物館で12月9日まで開催中の「マルセル・デュシャンと日本美術」にあわせて来日したフィラデルフィア美術館館長のティモシー・ラブに、美術評論家で『マルセル・デュシャンとチェス』の筆者である中尾拓哉がインタビュー。デュシャン、そしてフィラデルフィア美術館で現在進行中だという改築プロジェクト「It Starts Here」について話を聞いた。

2018.12.3

女性性、他者としての美術史。 ケイト・グルービー インタビュー

イギリス・ヨークシャーと南フランスを拠点に、パートナーと世界を旅しながら活動しているケイト・グルービー。 人との出会いや関係性をテーマに、一見、ピカソやマティスなどの作風を彷彿とさせながらも、 パフォーマンスと深く結びついた絵画を制作してきた。大和日英基金アートプライズ受賞を機に来日し、個展を開催した作家に、自身のライフスタイルとそれに基づく作品制作について話を聞いた。

2018.11.16

不完全なこの世界で、アーティストとしてできること。リチャード・タトル×青木淳対談

彫刻、ペインティング、ドローイング、インスタレーション、そして言語を用いた多様な作品を発表し、ポスト・ミニマリズムを代表するアーティストとして知られるリチャード・タトル。小山登美夫ギャラリー(東京・六本木)での個展「8, or Hachi」開催に際し、かねてからタトルのファンであったという建築家の青木淳との対談を行った。

2018.11.9