
「アート・バーゼル香港2024」期間中に見るべき展覧会
3月28日〜30日に香港コンベンション&エキシビション・センターで開催される「アート・バーゼル香港2024」。同フェアの期間中に香港で開催される展覧会のなかから、編集部がとくに注目したい展覧会をお届けする。

3月28日〜30日に香港コンベンション&エキシビション・センターで開催される「アート・バーゼル香港2024」。同フェアの期間中に香港で開催される展覧会のなかから、編集部がとくに注目したい展覧会をお届けする。

新たな博物館が誕生する豊田市。豊田市美術館では、美術館の在り方を問いかけるような企画展「未完の始まり:未来のヴンダーカンマー」が開催されている。会期は5月6日まで。

昨年の『ArtReview』によるアートシーンの影響力ランキング「Power 100」で1位を獲得したナン・ゴールディン。そのキャリアは性的マイノリティの知人らとの親密な関係性を切り取った写真から始まった。エイズ危機やオピオイド中毒といった社会問題、そしてアートを支える構造そのものを鋭く批判し続け、強い影響力を持つに至った彼女について知っておきたいことを、写真研究/美術批評の村上由鶴が解説する。

ノルウェー、スウェーデン、フィンランドの3ヶ国の絵画に焦点を当てる国内初の本格的な展覧会「北欧の神秘─ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画」がSOMPO美術館で始まった。会期は6月9日まで。

第20回
美術館の学芸員(キュレーター)が、自身の手がけた展覧会について語る「Curator's Voice」。第20回は、静岡県立美術館で開催中の展覧会「天地耕作 初源への道行き」(〜3月27日)をピックアップする。村上誠、村上渡、山本裕司ら3人によって行われてきた野外美術制作プロジェクトが20年ぶりに美術館という場所で再集結。そのアーカイヴや美術館裏山に登場した野外作品は、鑑賞者に何をもたらすだろうか。リサーチから企画、実現に至るまでの道のりを担当学芸員・植松篤が語る。

今週末までに開幕・閉幕する展覧会から、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

昨年、初開催されたアートフェア「Tokyo Gendai」が今年も開催される。会場はパシフィコ横浜、一般会期は7月5日〜7日。

今年7月に麻布台ヒルズにオープンするペース・ギャラリーの副社⻑に、元フィリップス・オークショニアズ日本代表の服部今日子が就任することが発表された。

2010年より開催されている「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭」。その第15回の会期が発表された。

東京・代官山のLurf MUSEUMで、アーティスト・高屋永遠の個展「It calls: shades of innocence」が4月8日まで開催中だ。高屋は絵画制作を通じて、自らが存在する空間の根源を探り、鑑賞者が作品を前にして「大いなる自然の循環の一部」としての自己を感じられるような、没入的空間を探求している。そんな高屋は資生堂みらい研究グループとともに、化粧用パール材を画材に用いた新たな絵画表現の考案に挑戦。本展ではその成果が新作として展示されている。アーティストと化粧品会社の共同研究から生まれた新たな描画方法とはいったいどのようなものなのか。高屋と資生堂研究員・山脇竹生に話を聞いた。

麻布台ヒルズ ギャラリーで東京では約35年ぶりとなるアレクサンダー・カルダー(1898〜1976)の個展が開催。会期は5月30日〜9月6日。

東京駅と直結するビルの路面に昨年秋グランドオープンしたアートセンター「BUG」で、千賀健史個展「まず、自分でやってみる。」が4月14日まで開催されている。「特殊詐欺」に焦点を合わせたという本展について、作家本人とともに会場を巡った。

古美術商であり優れた審美眼の持ち主であった坂田和實の中国初個展となる展覧会「古道具坂田 僕たちの選択」が中国・杭州のBY ART MATTERSで7月21日まで開催中だ。

バンクシーの新作がロンドンに出現した。3月18日に本人がインスタグラムで自身の作であることを認めて以来、ほぼすべてのイギリスの主要メディアが大きく報道。現場に大勢の人々が詰め掛けているばかりではなく、数々のトピックスも湧き上がって連日ニュースとなっている。

アーティストが立ち上げ運営する新たなアートフェア「Art Fair NAKANOJO 2024」が、「中之条ビエンナーレ」で知られる群馬・中之条町で開催される。会期は6月15日〜23日の9日間。

サザビーズが3月6日に開催したセールにおいて、女性作家による作品が存在感を示した。総出品数70点のうち2割となる14点を女性作家が占め、レコードを記録した作家も多い。サザビーズ・ロンドンのコンテンポラリーアート部門シニアスペシャリストであるエマ・ベーカーへの取材を通じ、女性アーティストへの再評価の機運を探る。

横浜美術館を中心に開催中の「第8回横浜トリエンナーレ」(~6月9日)。そのオフィシャルショップでチェックしたいグッズを、編集部がピックアップして紹介する。

神奈川県横須賀市にあるカスヤの森現代美術館が、開館30周年記念としてヨーゼフ・ボイス展を開催中だ。会期は5月19日まで。

秋田市文化創造館の新館長にキュレーター/心理療法士の西原珉が4月1日付で就任する。現館長である美術家の藤浩志は3月31日をもって退任する。

2020年よりフランス・アンジェ国立現代舞踊センターのディレクターを務め、ネザーランド・ダンス・シアター2(NDT2)の委嘱で振付を提供するなど、世界のダンス界で注目を集める振付家ノエ・スーリエ。そのスーリエが手がける『The Waves』が、彩の国さいたま芸術劇場とロームシアター京都で日本初上演される。