
自民党有志が新設目指す「国旗損壊罪」は表現の自由を脅かすか? 憲法学者が解説
日本を侮辱する目的で日本国旗を傷つける行為を罰する「国旗損壊罪」を盛り込んだ刑法改正が、自民党の議員有志によって再提出される可能性が出てきた。この法改正が「表現の自由」に与える影響とは何か? 武蔵野美術大学で憲法を教える志田陽子が解説する。

日本を侮辱する目的で日本国旗を傷つける行為を罰する「国旗損壊罪」を盛り込んだ刑法改正が、自民党の議員有志によって再提出される可能性が出てきた。この法改正が「表現の自由」に与える影響とは何か? 武蔵野美術大学で憲法を教える志田陽子が解説する。

日本有数の浮世絵専門美術館として知られる東京・神宮前の太田記念美術館。浮世絵という専門分野に特化しながら、14万ものTwitterフォロワーを持ち、noteでの配信も積極的に行うなど、そのデジタル戦略は特徴的だ。そこにあるコツや想いについて、同館主席学芸員の日野原健司に話を聞いた。

2019年10月に新たな拡張を遂げたニューヨーク近代美術館(MoMA)が、昨年常設展示を大幅に変更した。この展示替えでは日本の「具体」「もの派」がその展示に加えられたが、その狙いとは何か?

アート業界における温室効果ガスの排出量を削減するため、ロンドンを拠点にするギャラリストやアート専門家からなる有志のグループが2020年10月、非営利団体「Gallery Climate Coalition」(ギャラリー気候連合)を設立した。気候変動に対処するためにアート業界は何をすべきか? 同団体のマネージング・ディレクター、ヒース・ロウンズに聞いた。

今週スタートした展覧会と終了する展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。なお緊急事態宣言のため、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

現代美術作品は著作権法でどこまで保護されるのか? 地裁と高裁で結論が逆転した注目の裁判「金魚電話ボックス事件」についてArt Lawを専門領域とする弁護士の木村剛大が両判決を比較しつつ、独自の視点を交え解説する。

1979年に開館して以来、約40年にわたって日本の現代美術シーンを牽引してきた原美術館が、1月11日をもって東京での活動を終えた。春以降、「原美術館ARC」として群馬で活動する同館。その今後について、原美術館館長の内田洋子に話を聞いた。

新型コロナウイルスの感染拡大以降、2度目となる緊急事態宣言が1月8日に発出され、「不要不急の外出自粛」や主に飲食店を対象とする営業時間短縮などが要請された。今回の宣言においても、飲食店のみならず、文化芸術に携わる者も公演自粛などの経済的損害を被る可能性は大きいだろう。こうした状況で声高に叫ばれる「自粛と補償はセット」について、弁護士・行政法研究者である平裕介が解説する。

森美術館が新型コロナウイルスによる臨時休館中の昨年5月に開設したオンライン・プログラム「MAMデジタル」。その新たな取組としてスタートさせた「MAMデジタル・プレミアム」は、日本における美術館では稀有なデジタル有料プログラムだ。このプログラムをスタートさせた背景に迫るとともに、「デジタルで稼ぐこと」の可能性を考える。

『美術手帖』2021年2月号は「ニューカマー・アーティスト100」特集。雑誌『美術手帖』編集長・望月かおるによる「Editor’s note」です。

2021年に公開される数多の映画から、アート・カルチャーの視点でとくに注目したい作品をピックアップ。公開日順に紹介する。

コロナ禍で多くの芸術祭が延期となり、2021年の開催を予定している。今回はそのなかから注目の芸術祭7つを厳選。なお最新の開催状況や感染症対策については、各芸術祭のウェブサイトを参照してほしい。

2021年に海外の美術館で予定されている展覧会のなかから、注目のベスト5を会期順に紹介。坂本龍一やアレクサンダー・カルダー、草間彌生などの大規模回顧展や、女性アーティストが抽象芸術への貢献に着目した展覧会をピックアップしてお届けする。

2021年に開館またはリニューアルオープンを迎える美術館・博物館を国内外からピックアップ。あなたはどれに行ってみたい?

多くの展覧会が中止や会期変更となった2020年。2021年も数々の注目すべき大規模展覧会が予定されている。ここでは、編集部がとくに注目したい展覧会20件を会期順に紹介する。

トラックメーカー/DJの活動と並行して、インターネット・カルチャーを背景にした音響や映像やインスタレーションを制作し、多くのコラボレーションを行ってきた小松千倫。その音楽という枠組みにとらわれない活動について、今年11月に発表したアルバム『Emboss Star』とその楽曲「海がきこえる」を中心に、キュレーターの飯岡陸がレビューする。

美術手帖では、2020年に開催された展覧会のベスト3をアンケート形式で募集。その結果を集計し、それぞれに寄せられたコメントとともに発表する。

新型コロナウイルスのパンデミックが直撃した2020年のアート界。主要な出来事を振り返る。

スマートフォンやパソコンで、いつでも見たい動画コンテンツを視聴できることから近年注目を集めるストリーミングサービス。今回はAmazon Prime Videoで見られるおすすめのアートムービーを紹介。今年のホリデーシーズン、自宅で過ごす時間のお供にいかがだろうか。中には配信期限つきの作品もあるため、気になるものは早めのチェックをおすすめしたい。

3月に開催予定だったが、コロナ禍によって中止となったアートフェア「アート・バーゼル香港2020」から、バンクシーやレンブラント、リヒターらの作品のオークション落札結果まで、2020年のマーケットニュースを回顧する。