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2019年展覧会入場者数TOP10。1位はフェルメール展の68万人

2019年の美術館展覧会を数字で回顧。日本全国の美術館・博物館で行われた展覧会のなかから、入場者数TOP10を紹介する。(※対象展覧会は2019年1月1日〜12月8日の期間に開催されたもので、2018年から会期がまたいでいるものも含む。回答がなかったもの、ウェブサイト公開不可のもの、入場者数を公表していないものは含まない)  

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建畠晢×逢坂恵理子 対談 「1989年」から遠く離れて(後編)

昭和が平成に変わり、ベルリンの壁崩壊、天安門事件など、歴史的に重要な出来事が重なった1989年から30年。この間のアートシーンの目撃者であり、かつ仕掛人でもあったふたりの対談。後編は建畠と逢坂がそれぞれ担当したヴェネチア・ビエンナーレ日本館の動向や、これまで語られにくかった表現に光をあてた潮流を振り返り、これからのアートシーンにつなげる対話へと向かう。

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建畠晢×逢坂恵理子 対談 「1989年」から遠く離れて(前編)

今年は1989年という、国際史的・文化史的に大きな意味のある年から30年の節目だった。そこで、この30年間のアートシーンを生き、そこに大きく関与した2人の対談が実現した。1989年、日本では年初に昭和から平成になり、国外ではベルリンの壁崩壊や天安門事件など歴史的な出来事があった。美術の世界では何が起き、そしてそこからの動きはどのように今日に、また来る2020年代につながるのか。同対談の発案者である林洋子を進行役に、前後編でお届けする。

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生きものとともにつくる作品に結晶する生と死。逆卷しとね評「AKI INOMATA 相似の詩学──異種協働のプロセスとゆらぎ」展

ヤドカリや犬といった動物との協働による作品を発表するアーティスト、AKI INOMATA。北九州市立美術館での個展「相似の詩学──異種協働のプロセスとゆらぎ」展は、「他者」という概念や、ヒトと生物の共存、生と死のプロセスについて、鑑賞者に思考をめぐらせる。ダナ・ハラウェイや共生論を専門とする学術運動家/野良研究者の逆卷しとねが、本展について論じる。

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ジェフ・クーンズの記録更新から1600万円の「バナナ」まで。2019年のアートマーケットを振り返る

1月の開催直前に中止されたアートフェア「アート・ステージ・シンガポール」から、12月の「アート・バーゼル・マイアミ・ビーチ」で物議を醸した1600万円の「バナナ」まで。美術手帖で取り上げたなかから、とくに振り返っておきたいアートマーケットで起きた出来事をお届けする。

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いま、表現することの難しさ。「shiseido art egg」贈呈式で語られたこととは?

新進アーティストの支援を目的に、2006年に始まった資生堂の公募プログラム「shiseido art egg」。第13回となる今回は、応募総数269件のなかから、今村文、小林清乃、遠藤薫の3名が入選し、遠藤が大賞にあたる「shiseido art egg賞」を受賞した。11月11日に行われた贈呈式やその後の座談会では、展示に込めた思いやその作品の現在的な意味について率直な発言が飛んだ。当日の様子をお届けする。

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現実とシミュレーションの界面、「安全な遊び場」の消失。永田康祐評 谷口暁彦『やわらかなあそび』

メディア・アート、パフォーマンス、映像、彫刻など様々な形態で制作を行い、近年は自身のアバターなどを用いた一連の作品で、現実空間と仮想空間の境界を探ってきた谷口暁彦。その初となる劇場作品『やわらかなあそび』が、11月9日〜10日にフェスティバル/トーキョー19のプログラムとして、東京・池袋のシアターグリーンで上演された。本作を、アーティストの永田康祐がレビューする。

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人類学的芸術論から『ART TRACE PRESS』最新号まで。12月号新着ブックリスト(2)

新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナー。人類学的な見地から展開する「総合芸術」論やコンテンツ豊富な美術批評誌の最新号など、注目の新刊を3冊ずつ2回にわたり紹介する。

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バンクシーから建築家・磯崎新の新著まで。12月号新着ブックリスト(1)

新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナー。その真意を明らかにする吉荒夕記のバンクシー論や、今年は展覧会を多数開催している建築家・磯崎新の新著など、注目の新刊を3冊ずつ2回にわたり紹介する。

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「ポピュリズムとナショナリズムの時代における美術評論」はどうあるべきか? 第52回国際美術評論家連盟国際会議レポート

今年10月1日から7日にかけ、ドイツのケルンとベルリンで第52回国際美術評論家連盟国際会議が行われた。「ポピュリズムとナショナリズムの時代における美術評論」をテーマに、複数のセッションが行われたこの会議では何が話されたのか。美術評論家連盟会員でキュレーティング・批評を専門とする四方幸子のレポートをお届けする。

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スーパーオーガニズムは、電気仕掛けの人間の夢を見るか? 石谷治寛評「岡山芸術交流2019『IF THE SNAKE もし蛇が』」

岡山市内各所を舞台に開催される芸術祭「岡山芸術交流2019」。2016年に続く第2回となる今回は、アーティストのピエール・ユイグをアーティスティックディレクターに迎え、「超個体(スーパーオーガニズム)」というテーマのもと、アーティスト同士、作品同士が関係しあう展覧会が試みられた。「IF THE SNAKE もし蛇が」という意味深なタイトルが冠せられた本展のコンセプトと展示の実践について、石谷治寛が論じる。

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公共彫刻から芸術祭へ:到達/切断地点としての「ファーレ立川」

東京都立川市の米軍基地跡地の再開発によって、1994年10月13日に開業した「ファーレ立川」は、国内でも屈指のパブリック・アートの集積地として知られている。彫刻家・彫刻史家である小田原のどかが、この109もの作品が設置された場所の歴史を紐解くとともに、公共空間におけるアートの到達/切断地点として論じる。

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騒動を越えて、作家と作品の試みをレビューする。長谷川新 評 「あいちトリエンナーレ2019」

「表現の不自由展・その後」を発端に議論が巻き起こり、混乱のなか閉幕間際に全展示の再開が実現、会期終了を迎えた「あいちトリエンナーレ2019」。そのキュレーション、そして会場に「在り続けた」作品について、インディペンデント・キュレーターの長谷川新による展評の試み。

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「あいトリ」補助金不交付問題は県vs国の法廷闘争へ。今後の展開を行政法学者が解説

10月14日に閉幕した「あいちトリエンナーレ2019」について、文化庁が補助金を交付しない決定をした。このことに対し、弁護士で行政法学者でもある平裕介が係争問題についてまとめたブログを公開。ここではそのブログをもとに、「補助金適正化法」に基づく決定をめぐる訴訟の担当した経験から、今後ありうる展開を解説する。

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建築を通して社会問題を見つめる。「シカゴ・アーキテクチャー・バイエニアル」が伝えるもの

9月19日より、シカゴ文化センターで第3回目となる「シカゴ・アーキテクチャー・バイエニアル」が開幕した。「北米最大規模の建築・デザイン展覧会」となる本展は、有名建築の宝庫であるシカゴで、建築をめぐる最前線の動きを紹介するもの。ニューヨーク在住のライター・國上直子が、会場の様子をお届けする。

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