
青崎伸孝の個展がvoid+で開催中。コンセプチュアルな手法から生まれるコミュニケーションのかたちとは?
コンセプチュアルかつユニークな手法を通して、多様な価値観やアイデンティティの形成について思考してきた青崎伸孝。現在ニューヨークを拠点とする作家の、国内では3年ぶりとなる個展「あったかもしれない椅子、たぶんウォルトディズニー、ほぼアイスクリーム、いま表参道」が東京・南青山のvoid+で開催されている。会期は6月28日まで。

コンセプチュアルかつユニークな手法を通して、多様な価値観やアイデンティティの形成について思考してきた青崎伸孝。現在ニューヨークを拠点とする作家の、国内では3年ぶりとなる個展「あったかもしれない椅子、たぶんウォルトディズニー、ほぼアイスクリーム、いま表参道」が東京・南青山のvoid+で開催されている。会期は6月28日まで。

2年に一度、イタリア・ヴェネチアで開かれる世界最大の国際美術展が今年も開幕した。今回、79組のアーティストが参加した企画展では、女性および40歳以下のアーティストの割合がともに半数を超えるという初めての回となった。90ヶ国が参加する国別パヴィリオンの様子も含め、フランス在住のアートプロジェクトマネージャー・飯田真実がレポートする。

ボアダムス(BOREDOMS)の設立者でありフロントマンのEYEを中心にしたグループ展「Vong Co RAHZI(ボン コ ラージ)」が、原宿のBLUM & POE東京で開催される。参加作家は安野谷昌穂、五木田智央、金氏徹平、森千裕の4名。会期は6月15日〜8月10日。

2017年に渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで日本初の回顧展が行われ、大きな話題を呼んだ写真家ソール・ライター。その展覧会に続く、第2弾「ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター」が2020年に同じくBunkamura ザ・ミュージアムで開催されることが明らかになった。本展では、前回の展覧会では発掘しきれていなかった膨大なアーカイブのなかから、世界初公開となる作品を含む多くの未公開作品と豊富な作品資料が展示されるという。

オリンピック開催を来年に控え加速度的に変貌する東京。だがその過程では、都市構造の画一化が進み、人々の行動や生態系にさえ影響を及ぼしている。藪前知子が1年を通してキュレーションする「東京計画2019」は、そうした諸問題にたいして5組の作家が実践を通して、別の可能性を提示する試みだ。その初回となった毒山凡太朗展を、建築家/美術家の秋山佑太が批評する。

日本文化のキーワードとして選ばれた「あやし」「見立て」「うつろひ」といった8つのセクションごとに、各2組(一部3組)のアーティストの作品を対峙させるように展示するグループ展「数寄景/NEW VIEW 日本を継ぐ,現代アートのいま」が、大阪の阪急うめだ本店(9階 阪急うめだギャラリー)にて行われる。参加作家は、青山悟、赤松音呂、池田学、岩崎貴宏、チームラボ、橋爪彩、宮永愛子ら17組。会期は6月26日〜7月8日。

第7回
『美術手帖』創刊70周年を記念して始まった連載「プレイバック!美術手帖」。美術家の原田裕規がバックナンバーから特集をピックアップし、現代のアートシーンと照らし合わせながら論じる。今回は1982年6月号から、特集「現代のドゥローイング・アーティスト」を紹介。

7月18日、無印良品は武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパスに初めての産学共創店舗をオープンする。「MUJIcom 武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス」と名付けられたこの新たな試みでは、物販のほか、展覧会や講演、ワークショップ、公開授業など多彩なイベントも開催される。

ロンドンに生活と活動の拠点を置きながら、世界各国で活動するベン・エドマンズの個展「Where should Igo from here?(私はここからどこへ向かえばよいのか?)」が、東京・南麻布のカイカイキキギャラリーで開催されている。会期は6月29日まで。

絵画や写真、ビデオアート、パフォーマンスなど多様な表現を行うアーティスト・岡田裕子の個展「ダブル・フューチャー 」が、東京・市ヶ谷のミヅマアートギャラリーで開催される。会期は7月10日〜8月10日。

美術家の山崎つる子が6月12日、肺炎で逝去した。山崎は1954年に結成された「具体美術協会」創設メンバー17名のひとりとしても知られる。

中国の特別行政区・香港で、「逃亡犯条例」改正に反対する大規模なデモが起きている。それに対し、香港のアート界はどのような行動をとったのか?

アーティストグループ「目 / [mé] 」が発案し、東京都とアーツカウンシル東京が主催する「Tokyo Tokyo FESTIVAL」企画公募採択事業のひとつとして選ばれた「まさゆめ」のプロジェクト。その一環として、6月23日に「顔会議」が行われる。この会議はSHIBAURAHOUSE 1F[リビング/LIVING]の会場に加え、ライブ配信で誰でも参加可能となっている。

東京藝術大学では6〜7月をダイバーシティ推進月間と位置づけ、学部やジャンルの枠を超えた様々なイベントを実施。6月22日のトークセッションに始まり、シンポジウム、ファミリーコンサート、クィア・アニメーション上映会などが行われる。

生物の観察と調査を通して、ユーモアあふれる独創的な作品を発表してきたアーティスト・AKI INOMATA。その個展「AKI INOMATA:Significant Otherness 生きものと私が出会うとき」が、青森・十和田市現代美術館で開催される。会期は9月14日〜2020年1月13日。

タイの現代文学を牽引するウティット・ヘーマムーンの小説『プラータナー:憑依のポートレート』を岡田利規が舞台化。セノグラフィー・振付にcontact Gonzoの塚原悠也を迎え、タイの俳優、日本とタイ両国のスタッフとの協働で制作された本作が、バンコク、パリを経て、池袋の東京芸術劇場で日本初上演される。上演期間は6月27日~7月7日。

国立新美術館で大規模個展が開幕したクリスチャン・ボルタンスキー。その次なる個展「アニミタスⅡ」が、表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京でスタートした。ふたつの映像インスタレーションを展示する本展の開催に伴い行われたアーティスト・トークで、ボルタンスキーが語ったこととは?

2011年5月25日、名もない炭坑夫の描いた記録画と日記697点が、日本初のユネスコ世界記憶遺産に指定された。その作者であり、幼い頃から福岡県の筑豊炭田で働いた生粋の炭坑夫・山本作兵衛(1892〜1984)をテーマとした映画『作兵衛さんと日本を掘る』が、東京・ポレポレ東中野にて公開中(福岡、大阪、京都、兵庫など順次公開予定)だ。作兵衛の絵さながらに働いた人々の人生や、作兵衛を知る人々の証言を通じて見えてくる、この国の過去と現在、未来とは?

記憶と現在、イメージと現実の関係性を制作のテーマに据え、国内外で写真作品を発表してきた横田大輔。日本では3年ぶりとなる新作個展「Room. Pt. 1」が、東京・銀座のガーディアン・ガーデンで6月22日まで開催中だ。本展で横田は、「大量の写真をもとに大量の写真集をつくる」という当初の展示プランとは大きく異なる、インスタレーションや映像などからなる展示を出現させている。本展の意図、そしてこれまでの活動について、横田に話を聞いた。

三重県立美術館 柳原義達記念館で、次世代を担う美術家を発信する「Y² project」がスタート。第1弾として、レリーフのような彫刻作品で知られる中谷ミチコの個展「中谷ミチコ その小さな宇宙に立つ人」が開催される。会期は7月6日〜9月29日。