中国本土最大級のアートフェア「ウェストバンド・アート&デザイン」。ダブルホールに主要ギャラリーが集結

世界のアートシーンが上海に注目する11月。代表的なイベントのひとつとして、「ウェストバンド・アート&デザイン」が11月7日〜10日に上海ウェストバンド・アートセンターで開催される。「ダブルホール」のかたちで行われる中国本土最大級の同フェアでは、2会場にわたって幅広いジャンルの現代美術作品が紹介される。

NEWS / MARKET

カプーアの個展からKAWS設計の家具まで。2019年「アート021」の注目ポイントとは?

11月、世界アートシーンから注目を集める上海。その代表的なイベントのひとつ、第7回となる「アート021 上海コンテンポラリー・アートフェア」が11月7日〜10日に上海エキシビジョン・センターで開催される。18ヶ国57都市から111のギャラリーが登場する今年のフェアの注目ポイントとは?

NEWS / MARKET

片岡真実キュレーションの展覧会にやなぎみわ、塩田千春、毛利悠子らが参加。代官山で開催の「ELLE LOVES ART」をチェック

ファッション雑誌『ELLE Japon』の30周年を記念したアートイベント「ELLE LOVES ART」が開催。片岡真実のキュレーションによる15組の女性アーティスト展のほか、様々な分野で活動するクリエイターによる作品の展示やトークショーも開催される。会期は11月16日〜17日の2日間。

NEWS / EXHIBITION

なぜ「IF THE SNAKE」なのか? ピエール・ユイグに聞く「岡山芸術交流2019」に込めた意図

今年で2回目となる「岡山芸術交流」が、岡山市内各所で開催されている。フランスを代表するアーティスト、ピエール・ユイグがアーティスティックディレクターを務め、「IF THE SNAKE もし蛇が」をタイトルに掲げる本展は、どの芸術祭とも異なり、各作品が緩やかにつながる。そこにはどのような意図があるのか? 美学者の星野太が本人に話を聞いた。

INTERVIEW

「ジェンダー」と「脳」からアートの可能性を拡張する。MAHO KUBOTA GALLERY代表・久保田真帆インタビュー

2016年にオープンしたMAHO KUBOTA GALLERY。ジェンダー的な視点から、安部典子、播磨みどり、AKI INOMATA、長島有里枝、小笠原美環といった女性アーティストに焦点を当てつつ、ジュリアン・オピー、多田圭佑、富田直樹、武田鉄平といった視覚的なインパクトが強いアーティストを扱い、新たなアートファンを開拓している。代表の久保田真帆に、ギャラリーとしての今後の目標や、社会における現代美術の可能性について聞いた。

INTERVIEW

山元彩香、鈴木のぞみ、庄司朝美、横山奈美、三田村光土里を連続個展形式で紹介。「Unknown Image Series no.8」をチェック

インディペンデント・キュレーター、カトウチカによる展覧会シリーズ「Unknown」の第8回が「イメージ」をテーマに開催。今回は山元彩香、鈴木のぞみ、庄司朝美、横山奈美、三田村光土里の5名をvoid+、HIGURE 17-15 casの2会場にて連続個展形式で紹介する。「#1 山元彩香 “Organ”」展の会期は11月1日〜30日。

NEWS / EXHIBITION

日韓のジェンダーギャップ指数の低さを考える。『82年生まれ、キム・ジヨン』の朗読から出発するシンポジウムとは?

日本と韓国のジェンダーギャップ指数の低さと向き合い、考察を深めるためのシンポジウムが、11月17日に学習院女子大学で開催される。本企画は、チョ・ナムジュのベストセラー小説『82年生まれ、キム・ジヨン』(2016)のリーディングをベースとしたものだ。

NEWS / HEADLINE

アジアの歴史を考え直す。第7回アジア・アート・ビエンナーレをレポート

アジア諸国の歴史的・社会的課題をテーマにした現代美術に注目する第7回目の「アジア・アート・ビエンナーレ」が、2020年2月9日まで台湾・台中の国立台湾美術館で開催されている。「The Strangers from Beyond the Mountain and the Sea(山と海を越えた異人)」をテーマに、アーティストの許家維とホー・ツーニェンがキュレーションをした今回のビエンナーレの見どころをレポートで紹介する。

NEWS / PROMOTION

公共彫刻から芸術祭へ:到達/切断地点としての「ファーレ立川」

東京都立川市の米軍基地跡地の再開発によって、1994年10月13日に開業した「ファーレ立川」は、国内でも屈指のパブリック・アートの集積地として知られている。彫刻家・彫刻史家である小田原のどかが、この109もの作品が設置された場所の歴史を紐解くとともに、公共空間におけるアートの到達/切断地点として論じる。

INSIGHT

中国の次世代を代表するコンセプチュアル・アーティスト。何翔宇(へ・シャンユ)の個展がSCAI THE BATHHOUSEで開催

北京とベルリンを拠点に、国際的な活動を続けるアーティスト何翔宇(へ・シャンユ)の個展「Who Are Interested in Us」が、東京・谷中のSCAI THE BATHHOUSEで開催される。本展でヘは「内と外」という二元的対立や矛盾についての考察を中心とした作品群を発表。会期は11月18日〜12月21日。

NEWS / EXHIBITION

騒動を越えて、作家と作品の試みをレビューする。長谷川新 評 「あいちトリエンナーレ2019」

「表現の不自由展・その後」を発端に議論が巻き起こり、混乱のなか閉幕間際に全展示の再開が実現、会期終了を迎えた「あいちトリエンナーレ2019」。そのキュレーション、そして会場に「在り続けた」作品について、インディペンデント・キュレーターの長谷川新による展評の試み。

INSIGHT