第23回亀倉雄策賞を受賞。田中良治「光るグラフィック展 0 」をクリエイションギャラリーG8でチェック

1997年に急逝したグラフィックデザイナー・亀倉雄策の生前の業績をたたえ、グラフィックデザインの発展に寄与することを目的として99年に設立された亀倉雄策賞。その第23回を受賞した田中良治の個展「光るグラフィック展 0」が、銀座のクリエイションギャラリーG8で開催されている。会期は7月28日まで。

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様々な女性を手がかりにマン・レイの作品世界をたどる。「マン・レイと女性たち」展がスタート

恋人からモデル、女優、ダンサー、社交界の貴婦人たちまで、20世紀を代表する芸術家マン・レイの人生に登場した様々な「女性たち」を手がかりに、マン・レイの作品世界を総覧する展覧会「マン・レイと女性たち」が、Bunkamura ザ・ミュージアムで開幕した。

NEWS / REPORT

「しなやかさ」を大きくはみ出す。中村史子評「ピピロッティ・リスト」展

4〜6月、京都国立近代美術館にて「ピピロッティ・リスト:Your Eye Is My Island-あなたの眼はわたしの島-」展が開催された。初期作から最新作にわたる、身体、女性、自然、エコロジーをテーマとした作品約40点で構成。近年特徴的な、ダイナミックなプロジェクションによる映像をソファやベッド、クッションといった親密な空間のなかで鑑賞する本展を、愛知県美術館学芸員の中村史子がレビューする。

REVIEW

スニーカーで提案する次世代のアップサイクル。ネルホルの田中義久がT‐HOUSE New Balanceで新たなインスタレーションを展開

東京・日本橋浜町の「T‐HOUSE New Balance (ティーハウス ニューバランス)」でグラフィックデザイナー・田中義久とニューバランスの「東京デザインスタジオ」プロジェクト 「Yoshihisa Tanaka × Tokyo Design Studio cooperative research vol.02」がスタートした。会期は8月10日まで。

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滋賀県立美術館ディレクター・保坂健二朗インタビュー。目指すのは「リビングルーム」としての美術館

約40年の歴史を持つ滋賀県立近代美術館(1984年開館)が今年6月、「滋賀県立美術館」として新たに開館を迎えた。この新しい美術館を率いるのが、新ディレクター(館長)として就任した保坂健二朗だ。開館を直前に控えたタイミングで、保坂に今後の展望を聞いた。

INTERVIEW

第42回

櫛野展正連載「アウトサイドの隣人たち」:駆け抜ける制作衝動

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第42回は音楽家でありながら細胞のように広がる絵を描き続ける小林亮平さんを紹介する。

「いま・ここ」とは異なる時間軸へ。東急プラザ渋谷に水江未来、平野薫、水上愛美の作品が出現

渋谷と成田・羽田両空港を結ぶバスターミナルに隣接する東急プラザ渋谷。都市を象徴するこの施設で、時々の人々と社会状況を表す現代アートを展示する試みが始まった。初回はアニメーション作家の水江未来、インスタレーション作家の平野薫、画家の水上愛美の3名が参加。展示期間は7月22日まで。

NEWS / EXHIBITION

リボンを集め、結び、ほどくという循環。中島水緒評 藤田道子「ほどく前提でむすぶ」。

リボンや布、木、ビーズなど身の回りにある素材で作品を制作し、光や風など、自然現象のうつろいを繊細にとらえた作品で知られる藤田道子の個展「ほどく前提でむすぶ」が、茅ケ崎市美術館で開催された。新作インスタレーションで用いたリボンに意味づけた作家の新しい試みとは? 美術批評家の中島水緒がレビューする。

REVIEW

「東京ビエンナーレ2020/2021」が開幕。コロナ禍の東京で思考したアーティストたちの軌跡をたどる

東京を舞台に2年に1度開催される国際芸術祭「東京ビエンナーレ」が開幕した。「見なれぬ景色へ ―純粋×切実×逸脱―」をテーマに、東京都心の各所で幅広いジャンルの作品や、観客参加型のインスタレーションの展示、トークやイベントなどを実施。会期は9月5日まで。

NEWS / REPORT

アーティストはいかに困難を乗り越え、健康と向き合うのか? 平子雄一に聞く作品の思想と身体

植物や自然と人間の関係性を問いながら、ペインティングを中心にドローイングや彫刻、インスタレーション、サウンドパフォーマンスなど、多岐にわたるメディアで作品を発表してきた平子雄一。平子のアトリエにて、作品のテーマや取り組む姿勢、これまで乗り越えてきた困難、自身の健康と制作の関係などについて話を聞いた。

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