世代を超えて現代アートに対する意識を受け継いでいく。JPSディレクター、サム・ユー インタビュー

2018年、香港人ギャラリストのサム&ティム・ユー兄弟によって東京・品川に設立された「JPSギャラリー東京」。今年3月、同ギャラリーがスペースを拡張し、原宿に新たな拠点をオープンした。これをきっかけに、ギャラリーディレクターのサムにインタビューを行った。

INTERVIEW

「ふくよかさ」が持つ迫力を実寸大で味わう。「ボテロ展 ふくよかな魔法」がBunkamura ザ・ミュージアムで開幕

南米コロンビア出身の美術家、フェルナンド・ボテロの生誕90年を記念する展覧会「ボテロ展 ふくよかな魔法」が4月29日に開幕した。世界初公開となる《モナ・リザの横顔》をはじめボテロ本人の監修によって展示に至った全70点がBunkamura ザ・ミュージアムに集結。その見どころをレポートする。

NEWS / REPORT

PREMIUM

第1回

はじめての美術館はどこに行く? 「ミュージアム・マニア」青い日記帳のTakがご案内(上野編)

新しい職場や学校に徐々に慣れてきた春。この時期には美術館・博物館に出かけてみてはいかがだろうか? 30年以上にわたり年間数百回、美術館・博物館に足を運び続けている「ミュージアム・マニア」であり、「青い日記帳」主宰の中村剛士(Tak)がはじめて美術館を訪れる人向けに、美術館の楽しみ方をエリアごとにご案内する。

アーティストに必要なのは継続的支援。活動ステージにあわせて「伴走」する三菱商事アート・ゲート・プログラムの新たな役割

2008年よりスタートした「三菱商事アート・ゲート・プログラム(MCAGP)」が2021年に大きくリニューアルし、2022年2月に中間活動報告会がオンラインで実施された。佐々木類、檜皮一彦、持田敦子という3名のミッドキャリアのアーティストをはじめ、若手アーティスト、学生、という3つの活動ステージにあわせた独自のアーティスト支援を行うこのプログラムが担う役割とは?

INTERVIEW / PROMOTION

PREMIUM

パンデミック、ロシアによるウクライナ侵攻──ヴェネチア・ビエンナーレ第59回国際美術展は何を伝えるのか?

パンデミックの影響で開幕が1年延期されていたヴェネチア・ビエンナーレ第59回国際美術展が、4月23日に開幕した。プレビューに駆けつけた現代アート関係者が再会を喜びながら人気の会場に列をつくる横で、ロシア館は閉鎖され、ウクライナ支援のための展示が急遽開かれている。史上最大数の女性アーティストが参加し「女性のビエンナーレ」とも評される企画展と併せて、見どころをピックアップする。

INSIGHT

世界初公開の作品も。WHAT MUSEUMで桶田コレクションの出発点から現在までを総覧

20年以上にわたりアートを収集してきたコレクターの桶田俊二・聖子夫妻。そのコレクションの入り口である骨董から、現代アーティストにコミッションした最新作までを紹介する展覧会OKETA COLLECTION「Mariage −骨董から現代アート−」展が、東京・天王洲にあるWHAT MUSEUMで始まった。

NEWS / REPORT

布施琳太郎が手がけるキュレーション展「惑星ザムザ」が開催へ。カフカの『変身』の主人公から名付けられた場所で観測されるものとは

「テキスト以前の物質」を出発点とする布施琳太郎のキュレーション展が、新宿区にある製本印刷工場跡地で開催。展覧会名は、フランツ・カフカが110年前に書いた小説『変身』における主人公「ザムザ」から命名した。会期は5月1日〜5月8日。

NEWS / EXHIBITION