第67回

書評:記述と観察が立ち上げる「庭のかたち」。山内朋樹『庭のかたちが生まれるとき 庭園の詩学と庭師の知恵』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2024年1月号では、山内朋樹『庭のかたちが生まれるとき 庭園の詩学と庭師の知恵』を取り上げる。庭師でもある著書が「庭のかたち」の発生を追い、目に見えない作庭のプロセスを観察した本書を、美術批評家・沢山遼が書評する。

SERIES / BOOK

第23回

ミヤギフトシ連載23:大江健三郎『取り替え子(チェンジリング)』おかしな二人組の旅、その先へ

生まれ故郷である沖縄の政治的・社会的問題と、自身のセクシャリティーを交錯させながら、映像、写真などを組み合わせたインスタレーションによって詩的な物語を立ち上げるアートプロジェクト「American Boyfriend」を展開するアーティスト・ミヤギフトシによる連載。

「記憶:リメンブランス─現代写真・映像の表現から」(東京都写真美術館)開幕レポート。写真・映像は、人々のどのような「記憶」をとらえてきたのか

写真や映像は、人々のどのような「記憶」をとらえようとしてきたのかについて考察する展示「記憶:リメンブランス─現代写真・映像の表現から」が東京都写真美術館でスタートした。会期は6月9日まで。

NEWS / REPORT

PREMIUM

3月に注目したい展覧会ベスト17

2024年3月に開幕する展覧会のなかから、とくに注目したいものを編集部がピックアップしてお届けする。*最新情報は各館公式サイトをご確認ください。

INSIGHT

「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2024」開幕レポート

2018年の初回以降、毎年開催されているアートフェア「ARTISTS' FAIR KYOTO」(以下、AFK)。7回目となる「ARTISTS' FAIR KYOTO 2024」がスタートを切った。会期は3月1日〜3日(音羽山 清水寺でのアドバイザリーボードによる展覧会は3月10日まで)。

NEWS / REPORT

「偉大なる凡才」の肖像。清水穣評「生誕120年 安井仲治」展

愛知県美術館で開催された「生誕120年 安井仲治」展を美術評論家・清水穣がレビューする。2004〜2005年に開催された初の大回顧展を踏まえ、新たな段階として展開される本展。そこから窺い知ることができる安井の美学や、古典的とも言える手法の数々について考察するとともに、その作品群は現代を生きる我々に何を語っているのかについて論じる。

REVIEW