
美術を愛する市民によって結実された珠玉のコレクション。「ルートヴィヒ美術館展」で考える文化芸術支援の可能性
市民コレクターたちの寄贈によってコレクションの基礎が形成されているドイツのルートヴィヒ美術館。そんな寄贈に関わったコレクターたちに焦点を当て、20世紀初頭から今日までの多様なアート表現を紹介する展覧会「ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡—市民が創った珠玉のコレクション」が国立新美術館で始まった。

市民コレクターたちの寄贈によってコレクションの基礎が形成されているドイツのルートヴィヒ美術館。そんな寄贈に関わったコレクターたちに焦点を当て、20世紀初頭から今日までの多様なアート表現を紹介する展覧会「ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡—市民が創った珠玉のコレクション」が国立新美術館で始まった。

東京・丸の内仲通りで美術作品を展示するプロジェクト「丸の内ストリートギャラリー」。開催50周年をむかえる本イベントは、今月より4年ぶりとなる新作の設置や一部作品入れ替えを実施するなどの試みを実施している。その様子をハイライトでお伝えする。

2020年の新型コロナウイルスによるパンデミック以降、大きく変化した社会。そのなかにおいて、心身ともに健康である「ウェルビーイング」の重要性がますます大きくなっている。森美術館で始まった「地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング」(6月29日〜11月6日)は、国内外16作家の作品を通し、様々な視点からウェルビーイングについて考えるきっかけを提示するものだ。

ファッションの歴史にその名が刻まれるデザイナー、ガブリエル・シャネル(1883〜1971)。その日本では32年ぶりとなる回顧展「ガブリエル・シャネル展 Manifeste de mode」が三菱一号館美術館で開催されている。その見どころをレポートする。

ドイツ中部の街カッセルで5年に1度開催される、世界最大級の現代アートの祭典「ドクメンタ」。その第15回目となる「ドクメンタ15」が6月18日に開幕した。今回はインドネシアのアート・コレクティブ、ルアンルパがアジア初の芸術監督として迎えられ、あらゆる意味でこれまでとはまったく異なるドクメンタが、大きな話題を呼んでいる。前後編で現地からレポート。重要なキーワードも解説する。

美大受験・美術大学を舞台とした人気マンガ『ブルーピリオド』。これを題材にした初の大型展覧会「ブルーピリオド展~アートって、才能か?~」が、天王洲の特設会場で開催。作中絵画や会田誠をはじめとするアーティストたちの作品も展示される本展の見どころとは? ※画像はすべて©山口つばさ/講談社/ブルーピリオド展製作委員会

マシュー・バーニーが1987年より取り組む「拘束のドローイング」シリーズ。その9番目にあたる作品《拘束のドローイング9》を中心に、関連作品を紹介する特別展示が金沢21世紀美術館で9月11日まで行われている。

金沢21世紀美術館が同館新収蔵品を含むコレクション作品を中心に、現代美術における「うつわ」を多角的な視点で紹介する展覧会「コレクション展Ⅰ うつわ」を開催中だ。

「まわるワニ」をはじめとする機械仕掛けの作品で知られる現代美術家・タムラサトル。その個展「ワニがまわる タムラサトル」が国立新美術館で開幕した。本展の見どころを担当研究員の言葉とともにレポートする。

昨年行われた、パリのエトワール凱旋門を布で包むクリストとジャンヌ=クロードのプロジェクト「LʼArc de Triomphe, Wrapped, Paris, 1961–2021(包まれた凱旋門)」。その制作背景と実現過程をたどる企画展「クリストとジャンヌ=クロード “包まれた凱旋門”」が21_21 DESIGN SIGHTで始まった。

カタールと日本の外交関係樹立50周年を記念した展覧会「紙の対話」が3331アーツ千代田で開幕。カタールのアーティスト、ヨセフ・アハマドと西垣肇也樹の現地共同制作によって制作された作品と、その制作過程に焦点を当てる本展の様子をレポートする。

現代美術の巨匠、ゲルハルト・リヒターの日本では16年ぶり、東京では初となる大規模個展が、東京国立近代美術館で開幕。その展示の様子をレポートでお届けする。

自然と人の対話から生まれた近代の芸術の展開をたどる展覧会「自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」が、6月4日に国立西洋美術館で開幕した。ドイツ・ロマン主義から20世紀絵画までの100点を超える作品が集まった本展の見どころをレポートする。

東京建物株式会社とシンガポールのHotel Properties Limitedが共同で開発を手がける大阪の「ONE DOJIMA PROJECT」。アートが大きなポイントとなるこの大規模プロジェクトの詳細が発表された。

ブライアン・イーノの個展「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」が、京都中央信用金庫旧厚生センターで開幕した。会期は8月21日まで。代表作に加え、世界初公開の作品も集結する注目の展示、その内側を一足早くレポートする。

長野県・小布施町の岩松院本堂大間にある葛飾北斎作の「鳳凰図」をデジタルデータによって実物大で再現する「Digital×北斎」特別展「大鳳凰図転生物語」が、NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]で始まった。

バブル期に南紀白浜に建設された豪華絢爛な「ホテル川久」。このホテルが歴史価値の保存と伝承を目的として昨年オープンさせた「川久ミュージアム」で初めての展覧会が6月1日より始まった。会期は6月30日まで。

iTSCOM STUDIO&HALL二子玉川ライズを会場に、死に関する様々な問いを来場者に投げかける参加型の展覧会「END展 死から問うあなたの人生の物語」が開幕した。会期はは6月8日まで。

ハイブリッドの形式として2回目の開催となる今年のアート・バーゼル香港が5月26日に開幕した。香港で実施されている入国制限により、コレクターやギャラリストの渡航が困難になっている今年のフェアの様子をオンラインでの取材をもとにお届けする。

泉屋博古館東京のリニューアル・オープン記念展第2弾として、フランスの印象派や古典派の作品とその影響を受けた洋画家たちの作品が紹介される展覧会「光陰礼讃 モネからはじまる住友洋画コレクション」が開幕した。会期は7月31日まで。