大幅に拡張された展示・収蔵空間
大手門側から館内へ入ると、その巨大な姿が現れる。外壁や内部には皇居建築にも用いられる緑青色の銅板屋根やひし形紋様があしらわれ、現代的でありながら、日本の伝統を感じさせる意匠となった。建築そのものにも、皇居という場所との連続性が意識されている。

内部は吹き抜けの巨大なエントランスホールから、講堂や3つの展示室へとつながる設計。展示室は旧来の160平方メートルから1280平方メートルへと、約8倍の広さに拡張された。

今回初めて公開された展示室3は、もっとも巨大な空間となっており、3面が巨大なガラスケースで覆われている。掛軸から屏風、工芸、書跡まで、多様な形態を持つ皇室コレクションに対応できる空間となっている。

さらに全面開館にあわせ、展示室だけでなく、映像上映や講演会、ワークショップなどに対応する講堂のほか、ミュージアムショップも新たに誕生。収蔵品をただ「見せる」施設から、皇室と文化との関係を多角的に伝えるミュージアムへと、機能が広げられた。





















