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「リキッドスケープ 東南アジアの今を見る」(アーツ前橋)開幕レポート。流動する風景を観測し、受容する

アーツ前橋で「リキッドスケープ 東南アジアの今を見る」がスタートした。会期は12月24日まで。

文・撮影=三澤麦(ウェブ版「美術手帖」編集部)

展示風景より、ゲゲルボヨ《クリムゾン・ヴェール》

 アーツ前橋で「リキッドスケープ 東南アジアの今を見る」がスタートした。会期は12月24日まで。展覧会ディレクターは南條史生(アーツ前橋特別館長)、キュレーターは高橋由佳(アーツ前橋キュレーター)。

 本展は、流動する東南アジア地域の文化、社会の状況を「リキッドスケープ(流動する風景)」と名づけ、タイ・インドネシア・カンボジア・シンガポール・アフガニスタン・パキスタンから12組の作家(うち80年代以降に生まれた作家7組を含む)による22点の作品を全4章立ての構成で展示。気候変動や戦争・紛争、貧富格差といった世界全体の課題に相対した作品を紹介しながらも、東南アジアならではのとらえがたい様相に着目し、観測することを試みている。

 今回の企画について南條は、「前橋という街を国際的なアートマップに位置付けることを視野に入れ、企画をスタートした。アーツ前橋にとっては本展を第一歩とし、将来的にはアジアとのつながりを保ちながら展覧会プログラムをつくっていきたい」と今後の展望についても語った。

編集部

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