今週末に見たい展覧会ベスト13。民具からマリー・アントワネットまで

今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

「民具これなーんだ?──民俗学者・宮本常一が美術大学に遺した民具コレクション」の展示の様子

もうすぐ閉幕

「民具これなーんだ?——民俗学者・宮本常一が美術大学に遺した民具コレクション」(武蔵野美術大学美術館

 武蔵野美術大学 美術館・図書館で「民具これなーんだ?——民俗学者・宮本常一が美術大学に遺した民具コレクション」が開催されている。会期は8月1日まで。レポートはこちら

「民具これなーんだ?──民俗学者・宮本常一が美術大学に遺した民具コレクション」の展示の様子

 本展では、日常生活の必要からつくられ、使われてきた「暮らしの造形」としての民具を紹介。民具の造形には、手の実感がある暮らしの営み、自然素材による巧みな造形、目に見えないものをかたちにする想像力が発揮されている。

 武蔵野美術大学 美術館・図書館は、およそ9万点に及ぶ民具コレクションを収蔵しており、美術大学が所蔵する生活文化の造形アーカイブとしては世界屈指の規模となる。今回の展示では、2020年から進めてきたコレクションの成立についての検証と再整理作業をもとに、民俗学者・宮本常一と当時の学生たちのカリキュラムの外側にある学びや活動を紐解く。

 また、現代の美術教育への活用の様々な実験をもとに「美術手帖」とのコラボレーションによって、美術・デザインの視点で展示を構成。観察と見立てによる参加型展示、異なる背景を持つ民具のキュレーション、デジタル技術や空間表現による民具の再解釈などを展観する。

会期:2026年6月15日〜8月1日
会場:武蔵野美術大学美術館 展示室2・4、アトリウム1・2
住所:東京都小平市小川町1-736
電話番号:042-342-6003 
開館時間:10:00〜18:00 (土祝は〜17:00)  
料金:無料

「輪島塗 -漆文化を後世に-」(石川県立美術館

 石川県立美術館で、特別展「輪島塗 -漆文化を後世に-」が開催されている。会期は8月2日まで。

国指定重要有形民俗文化財《鶴亀漆絵三重椀》(桃山時代、16世紀)輪島市

 木地から加飾まで三十近くに及ぶ制作工程を、幾人もの職人、作家が卓越した技で繋いでつくり上げられる輪島塗は、それぞれの工程に携わる千人近くの職人や作家が輪島の地において産地を形成し受け継がれている。2024年元日に発生した大震災とその秋の豪雨は輪島塗に深刻な打撃を与えたが、2年半が経ったいま、輪島では新たなかたちでの輪島塗再興の胎動が始まりつつある。

 本展では、堅牢優美な輪島塗の制作工程に光をあて、高度な技をつないでつくり上げられる、その「技のバトンリレー」について紹介。また、最終章には、これからを担う中堅や若手の作品を展示する。

会期:2026年6月27日~ 8月2日
会場:石川県立美術館 1階企画展示室
住所:石川県金沢市出羽町2-1
電話番号:076-231-7580
開館時間:9:30~18:00 ※入室は閉館の30分前まで
料金:一般 1000円 / 大学生 800円 / 高校生以下・障害者手帳等をお持ちの方および付き添いの方1名は無料

「SHUWATCH with U」(PARCO MUSEUM TOKYO)

 PARCO MUSEUM TOKYOで「SHUWATCH with U」が開催されている。会期は8月3日まで。

メインビジュアル

 1966年に放送を開始した特撮番組『ウルトラマン』は、日本を代表するカルチャーとして世代や国境を越え、多様な領域へ影響を与え続けてきた。

 本展では、『ウルトラマン』のビジュアルイメージと精神性を起点に、12名の国内外で活躍するアーティストがそれぞれの視点で「ウルトラマン」を再解釈した作品を展示。絵画や立体など多彩な表現を通して、没入感のある空間を展開する。

会期:2026年7月3日~8月3日
会場:PARCO MUSEUM TOKYO
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO4階
電話:03-6455-2697
開館時間:11:00~21:00(最終日は〜18:00)※入場は閉場30分前まで
休館日:渋谷PARCOに準じる
観覧料:一般 500円 / 小学生以下 無料

Exhibition Ranking