
アート・バーゼル香港が8万8000人の来場者数を記録。アジア市場の活況示す
3月31日に閉幕した7回目のアート・バーゼル香港では、8万8000人といった過去最高の来場者数を記録した。70以上の国と地域からのコレクターや、130以上の国際的な美術館や機関の代表が参加した今年のフェアは、アジアのアートマーケットの堅調さを示している。

3月31日に閉幕した7回目のアート・バーゼル香港では、8万8000人といった過去最高の来場者数を記録した。70以上の国と地域からのコレクターや、130以上の国際的な美術館や機関の代表が参加した今年のフェアは、アジアのアートマーケットの堅調さを示している。

3月14日のクリスティーズ・ロンドンに登場した、イギリスの歌手ジョージ・マイケルのプライベートコレクションが、926万4000ポンド(約13億7000万円)の売上を記録した。60点の出品作品がすべて落札された今回の収益は、マイケルの慈善事業に充てられるという。

アート・バーゼルとUBSが、2018年の世界美術品市場を分析するレポート「The Art Basel and UBS Global Art Market Report 2019」を発表した。市場規模は推計674億ドル(約7兆5000億円)に達しているという。

3月6日に行われたクリスティーズ・ロンドンの戦後・現代美術イヴニングセールで、デイヴィッド・ホックニーの《ヘンリー・ゲルダーラーとクリストファー・スコット》が予想価格を上回る3766万1250ポンド(約55億円)で落札された。本作は、ホックニーのオークション過去最高額の2番目となっている。

オークション大手・クリスティーズの2018年度売上高が70億ドル(約7613億円)となった。全出品作品のロットベース落札率は82パーセントで、ロックフェラーコレクションなどが牽引した。

アートフェア東京を主催する一般社団法人アート東京が、約2万人を対象とした「日本のアート産業に関する市場調査 2018」を実施。日本全体のアート産業市場規模は推計3434億円に上ると発表した。

抽象表現主義の巨匠、マーク・ロスコの《無題、1960》が、5月にニューヨークで行われるサザビーズの現代美術イヴニング・オークションに登場する。サンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)が所蔵している本作の予想落札価格は、3500万〜5000万ドル(約39億〜55億円)となっている。

かつてニューヨーク「アートシーンの女王」と称されたアメリカのギャラリスト、メアリー・ブーンが実刑判決を受けた。虚偽の納税申告書を提出し脱税したブーンは、2年6ヶ月の懲役刑を宣告されたという。

2016年12月に逝去したイギリスの歌手、ジョージ・マイケル。そのアートコレクション200点以上が、クリスティーズで競売にかけられることが発表された。オークションは3月14日にロンドンで行われるほか、オンラインでも開催される。

11月26日、ピエール・オーギュスト・ルノワールによる風景画《Golfe, Mer, Falaises Vertes》が、オーストリア・ウィーンのオークションハウス・ドロテウムで3人の男に窃盗された。同作の最高予想落札額は16万ユーロ(約2100万円)だという。

約90億円という価格での落札が予想されていたイギリス人アーティスト、デイヴィッド・ホックニーの代表作《芸術家の肖像画―プールと2人の人物―》。その結果は予想を上回る約102億円となった。

クリスティーズで25日に行われたオークションに、AI(人工知能)が“描いた”作品が世界で初めて出品。予想落札価格の43倍となる43万2500ドル(約4800万円)で落札された。

2018年3月14日にこの世を去ったスティーヴン・ホーキング博士。その遺品22点がクリスティーズのオンラインセール「On the Shoulders of Giants」で出品されることが明らかになった。

10月5日、ロンドンのサザビーズに登場するも、シュレッダーで切り刻まれたことで一躍話題となったバンクシーの代表作《Girl With Balloon》。その落札者が明らかになり、新たな作品名が付与されることがわかった。

フィンセント・ファン・ゴッホの《蝶の舞う庭の片隅》(1887)が、クリスティーズニューヨークの印象派近代絵画イブニングセールに出品される。同作がオークションに出品されるのは今回が初めて。

10月5日、イギリス出身の女性アーティスト、ジェニー・サビルの油彩画《Propped》が、現存女性アーティストの過去最高額である950万ポンド(約14億円)で落札された。大きな女性の肉体をモチーフとしたサビルの記録は、女性作家に対する再評価の機運が高まっていることを反映しているという。

9月30日、ザオ・ウーキーによる三連の抽象画《1985年6月-10月》が、サザビーズ香港でアーティストの過去最高額となる約74億円で落札された。この数字は、アジア人のアーティストによる油彩画の最高額や、香港で落札された絵画の最高額などの記録を更新している。

夭折の天才としていまふたたび注目を集めるジャン=ミシェル・バスキアによる4つの作品が、11月14日のサザビーズニューヨーク・現代美術セールに登場。バスキアの生涯を振り返るこの4つの作品は、合計予想落札額が約44億円を超える。

イギリス現代美術の巨匠、デイヴィッド・ホックニーの代表作《芸術家の肖像画―プールと2人の人物―》が、11月15日のクリスティーズ・ニューヨークに登場。現存アーティストとしては過去最高額を更新することが予想されている。

クリスティーズがオークションハウスとしては世界で初めて、人工知能(AI)が制作した作品をオークションで販売する。この試みにマーケットはどのような反応を示すのだろうか?