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今年のフリーズ・ロサンゼルスが「成功した」と言える理由とは?

2月16日〜19日、2023年版の「フリーズ・ロサンゼルス」アートフェアがサンタモニカ空港にある新会場で開催された。初開催以来5年目となる今年のフェアは、地元のアートシーンにどのようなインパクトを与えたのか。関連プログラムを中心に、ロサンゼルス在住のアートジャーナリストであるCheyenne Assilが考察する。

文=Cheyenne Assil 翻訳=編集部

フリーズ・ロサンゼルス2023の様子 Photo by Casey Kelbaugh. Courtesy Casey Kelbaugh and Frieze

 2019年にロサンゼルスで始まったフリーズの2023年版(会期2月16日〜19日)が、歓迎の声が待ち受ける街に到着した。同フェア開始以来、この5年間でロサンゼルスのアートシーンは劇的に変化し、グローバルアートフェアの存在によって急速な成長を遂げた。今年のフリーズLAは、ロサンゼルスが有力なコレクター層、熱心でアクティブな鑑賞者、そして市民や訪問者を同様に魅了するアートシーンを持つ、主要なアートハブとしての役割を担っていることを示すものだった。

 私が16日にサンタモニカ空港にあるフェアの新会場に着いたところ、VIP招待者限定のプレビューデイであるにも関わらずフェアは混雑しており、移動するのも困難な状態だった。ロンドン発祥のフリーズは、ロサンゼルスの広大な土地にまだ適応しておらず、限られた駐車場とライドシェアに大きく頼っている。しかし、今年のフェアは、様々な意味でロサンゼルスの文化を受け入れ、アート界がロサンゼルスを認めたことを象徴している。

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