かすかな触れ合いから広がる現実。川内理香子が見つめる不確かな世界

「ART IN THE OFFICE」「shiseido art egg」などへの入選で注目を集める川内理香子が、東京妙案ギャラリーで個展を開催。「brushed(=かすれ)」をテーマにした新作を発表する。会期は10月13日〜22日。

5 faces in 10 fingers 2017 紙に水彩と鉛筆 33.6×27.6 cm

 川内理香子は1990年東京都生まれ。多摩美術大学在学時より、マネックス証券がプレスルームに展示する作品を公募する「ART IN THE OFFICE 2014」や、資生堂が若手アーティストの活動を支援する公募展「第9回 shiseido art egg」(2015)などに入選し、注目を集める。

 

 川内は、「食べること」による体の反応など、身体感覚をきっかけとした作品を多く制作してきた。本展では、「brushed(=かすれ)」をテーマに、人とすれ違うときのような対象とのかすかな触れ合いから広がっていく現実を、ドローイングやペインティング、ネオン、針金などを用いた作品で表現する。

The act 2017 パネルに針金 53.0×45.5 cm
Bodies 2017 キャンバスに油彩 45.5 × 38.0 cm

編集部

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