オランダとの関係にも光を当てる
本展の開催地であるオランダも、草間の活動にとって重要な場所のひとつだ。1960年代には同国に長期間滞在し、作品を発表するとともに、オランダの「Nul(ヌル)」運動に関わるアーティストたちと交流を重ねた。

今回の回顧展は、バーゼルのバイエラー財団、ケルンのルートヴィヒ美術館との共同企画。バイエラー財団で2025年10月〜2026年1月、ルートヴィヒ美術館で2026年3月〜8月に開催され、アムステルダム市立美術館が巡回の最終会場となる。
当初は草間本人との協働のもと準備が進められてきた本展だが、アムステルダム市立美術館館長のライン・ヴォルフスは草間の死去について、「彼女の芸術は世界中の人々に語りかけ、世代や文化、国境を超えている」とコメント。展覧会を担当するキュレーターのレオンティーヌ・クーレワイは、草間が晩年まで新作をつくり続けたことに触れ、その創作への姿勢は「並外れた芸術的な力の証し」だと述べている。


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