草間彌生の大規模回顧展がアムステルダムで9月開幕。死去を受け、その生涯と作品をたたえる追悼展に

アムステルダム市立美術館で、草間彌生の70年以上にわたる創作活動をたどる大規模回顧展が9月11日に開幕する。草間の死去を受け、同館は本展をその生涯と作品をたたえる追悼展として開催すると発表した。会期は2027年2月28日まで。

2010年「あいちトリエンナーレ」での草間彌生と《Yellow Tree / Living Room》 © YAYOI KUSAMA. Courtesy Ota Fine Arts and David Zwirner

 アムステルダム市立美術館で、草間彌生の大規模回顧展「Yayoi Kusama」が9月11日に開幕する。8月14日に草間が97歳で逝去したことを受け、同館は本展を、その生涯と70年以上にわたる創作活動を称える追悼展として開催すると発表した。会期は2027年2月28日まで。

70年以上にわたる創作活動をたどる

 本展は、草間の70年以上にわたる創作活動を振り返る大規模な回顧展。絵画、彫刻、インスタレーション、ドローイング、ファッション、コラージュ、ハプニングなど、多岐にわたる表現を通じて、その芸術の展開を紹介する。

1971年、ニューヨークのスタジオにて、男根状の彫刻と共に《Untitled (Dress)》を身にまといポーズをとる草間彌生 Photo by Tom Haar. © YAYOI KUSAMA

 構成は、出身地の長野県松本市で制作された初期作品から、ニューヨーク時代の実験的な作品、そして東京で制作された近作までをたどるもの。代表作に加え、これまでヨーロッパで展示されたことのない歴史的作品や、本展のために制作された新作も出品される。さらに、草間の創作における重要なテーマである「無限」「自己消滅」「反復」を体現する代表的なインスタレーションも、本展のための新たなバージョンとして登場する予定だ。

1968年8月14日、ニューヨークのブルックリン橋で行われたハプニング《Anatomic Explosion》 Getty Research Institute, Los Angeles. Gift of the Roy Lichtenstein Foundation in Memory of Harry Shunk and Janos Kender. Photo by Shunk-Kender © J. Paul Getty Trust
1966年の第33回ヴェネチア・ビエンナーレにて、自身のインスタレーション作品《Narcissus Garden》の中に立つ草間彌生 Courtesy of Ota Fine Arts and David Zwirner. © YAYOI KUSAMA