「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」(上野の森美術館)
今週閉幕ではないが、上野の森美術館での「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」の会期は残り数日となり、8月12日に閉幕する。レポート記事はこちら。

フィンセント・ファン・ゴッホ(1853〜90)は、画家としての活動はわずか10年ほどだが、彼が残した多くの作品と手紙から、苦悩に満ちた人生に立ち向かい、芸術へと昇華させる姿を見て取ることができる。生前ほとんど評価されなかったゴッホにいち早く注目し、作品の収集に取り組んだのが、オランダのクレラー=ミュラー美術館の創設者、ヘレーネ・クレラー=ミュラー(1869〜1939)だった。2回にわたり開催する「大ゴッホ展」は、すべて同館の所蔵作品で構成される。
第1期となる本展では、バルビゾン派やハーグ派の影響を受けた草創期のオランダ時代に始まり、印象派を中心とする画家たちと交流したパリ時代を経て、南仏アルルで傑作《夜のカフェテラス(フォルム広場)》を描くに至るまでの、ファン・ゴッホの前半生に焦点をあてる。
会期:2026年5月29日~8月12日
会場:上野の森美術館
住所:東京都台東区上野公園1-2
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル/9:00~20:00)
開館時間:10:00~17:30(金土祝は9:00~19:00) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:会期中無休
料金:一般 2800円 / 大学・専門学生・高校生 1600円 / 中学生・小学生 1000円 ※詳細は公式サイトを確認
今週開幕
「日伊修好通商条約締結160周年&シモネッタ歿後550年記念特別展 イタリアと日本の文芸作品に描かれた美しきシモネッタ」(丸紅ギャラリー)
丸紅ギャラリーで、「日伊修好通商条約締結160周年&シモネッタ歿後550年記念特別展 イタリアと日本の文芸作品に描かれた美しきシモネッタ」が8月6日から開催されている。

本展は、日伊修好通商条約締結160周年と、ルネサンス期の美女シモネッタ・ヴェスプッチの没後550年を記念する企画展。丸紅が所蔵する日本唯一のサンドロ・ボッティチェリによるテンペラ画《美しきシモネッタ》(15世紀後半)を公開するとともに、シモネッタを題材としたイタリアと日本の文学作品に着目し、その背景にある思想や美意識を読み解く。
イタリアの詩人アンジェロ・ポリツィアーノの『騎馬槍試合のための詩』や、辻邦生の小説『春の戴冠』を手がかりに、ボッティチェリの代表作《プリマヴェーラ(春)》(1482頃)にも通じるルネサンスの世界観を紹介。絵画と文学を横断しながら、「美しきシモネッタ」が時代を超えて受け継がれてきたイメージの源泉に迫る。
会期:2026年8月6日~9月30日
会場:丸紅ギャラリー
住所:東京都千代田区大手町1-4-2 丸紅ビル3階
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)※9月2日・9日・16日は~20:00(入館は19:30まで)
休館日:日・祝
料金:一般 500円
「奥村土牛―名作でたどる100年のあゆみ―」(山種美術館)
山種美術館で、開館60周年記念特別展「奥村土牛―名作でたどる100年のあゆみ―」が8月8日に開幕する。
本展は、日本画家・奥村土牛(1889〜1990)の画業を、山種美術館が所蔵する135点におよぶ国内屈指のコレクションから紹介する回顧展。初期から最晩年までをたどる約60点を展示し、《鳴門》(1959)《醍醐》(1972)をはじめとする代表作を通して、その100年にわたる創作の軌跡を振り返る。
また、院展出品作35点を一挙公開するほか、山種美術館創立者・山﨑種二との交流を伝える書簡や資料も展示。雄大な自然や動植物を温かな眼差しで描き続けた土牛の芸術と、美術館との深い関わりをあわせて紹介する。
会期:2026年8月8日~10月4日
会場:山種美術館
住所:東京都渋谷区広尾3-12-36
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月(9月21日~23日は開館)、9月24日
料金:一般 1500円 / 大学生・高校生 500円 / 中学生以下無料
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