大阪府と一般社団法人日本現代美術振興協会(APCA)は、令和8年度の「大阪府所蔵美術作品活用活性化事業」を開始する。
大阪府は常設の美術館を持たないものの、約7900点に及ぶ「大阪府20世紀美術コレクション」を所蔵している。これまでも江之子島文化芸術創造センター(enoco)での展示・管理をはじめ、府内各地での常設展示やバーチャル美術館「enoco+」などを通じてその公開に取り組んできた。
本年度は全体監修に元国立国際美術館副館長の中井康之を迎え、コレクションの更なる価値再考と公開機会の拡大を目指す。また、秋以降に予定されている2回のコレクション展では、気鋭のキュレーターである檜山真有と長谷川新がそれぞれ企画を担当する。
「大阪トリエンナーレ」の受賞作6点を展示
本事業の第1弾となる展示は、大阪南港のアジア太平洋トレードセンター(ATC)にある「ATCアートウィンドウ」で8月1日よりスタートする。展示テーマは、1990年から2001年にかけて、世界各国から多数の応募を集めた国際現代造形コンクール「大阪トリエンナーレ」とし、コレクションの中から、当時の受賞作品を中心に6点を厳選して紹介。展示はウィンドウ越しに観覧時間中いつでも無料で鑑賞可能となる。


出品作品は下記のとおり。マリア・マンリケ《PEZ AʼPACE》(1990)、アンゲリカ・ミッデンドルフ《Contrary》(1990)、アルフレド・ベナビデス・ベドヤ《知識の理論》(1994)、久保晃《コンポジション94 O.A.》(1996)、ディーン・レズリー・ボーエン《嫉妬と無邪気》(1997)、張大力(チャン・ダリ)《破壊》(1999)。
また、本事業は秋以降に新たな切り口による「コレクション展①・②」を開催予定。「コレクション展①」はキュレーターに檜山真有(アートセンターBUG)を、「コレクション展②」はキュレーターに長谷川新(インディペンデント・キュレーター)をそれぞれ迎える。展示の詳細は追って公開される予定だ。























