石川県金沢市の石川県立美術館で、特別展「輪島塗-漆文化を後世に-」が開催される。会期は6月27日〜8月2日。
木地から加飾まで30近くに及ぶ制作工程を、幾人もの職人や作家が卓越した技でつないでつくり上げられる輪島塗。それぞれの工程に携わる1000人近くの職人や作家が、輪島の地において産地を形成し、その高度な技術を受け継いできた。
令和6年元旦に発生した能登半島地震と、その後に起きた秋の豪雨は輪島塗の産地に深刻な打撃を与えた。しかし、それから2年半が経過した現在、輪島ではこれまでにない新たなかたちでの輪島塗再興の胎動がはじまりつつある。
本展は、輪島塗の制作工程にスポットをあて、高度な技をつないでつくり上げられる「技のバトンリレー」の全貌を紹介するもの。輪島塗の技を絶やすことなく後世にもつないでほしいという願いから、最終章にはこれからを担う中堅や若手作家の作品を展示する。
会期中は、輪島塗を受け継ぐ人々から直接話を聞くことができる関連イベントも多数開催。輪島の人間国宝(重要無形文化財保持者)を迎えるギャラリートークをはじめ、中堅・若手作家が輪島塗の現在と未来について語り合うトークショー、土曜講座などが予定されている。
また、同館内での輪島塗販売や、カフェ「ル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWA」によるコラボスイーツの販売など、多角的に輪島塗を知り、復興を応援できる関連事業も展開される。





















