ルクセンブルク現代美術館(MUDAM)で、日本の女性アーティストに焦点を当てた展覧会「Kaihō: Japanese Women Artists after 1945」が開催される。会期は9月25日〜2027年2月14日。
本展は、戦後日本の急速な社会変化を背景に、多世代にわたる39名の女性アーティストによる約120点の作品を紹介するもの。戦後から21世紀初頭までを対象に、日本の女性アーティストのみを包括的に紹介する展覧会としては、ヨーロッパで初の試みとなる。

「Kaihō(開放)」というタイトルには、「既存の枠組みから解き放たれる」という意味が込められており、感情的、政治的、概念的な変化を反映するとともに、多様な美術史を提示しようとする同館の姿勢を象徴している。本展は、日本国内にとどまらず、アジア、ヨーロッパ、アメリカ、ブラジルなどへと広がる芸術実践や人的交流に着目し、西洋中心の美術史や固定化されたナショナル・アイデンティティの枠組みを問い直すことを目指すという。
出品作家には、田中敦子、草間彌生、オノ・ヨーコ、中谷芙二子、塩田千春、石川真生、森万里子、久保田成子、嶋田美子、富山妙子、山崎つる子、アサワ・ルース、大竹富江(トミエ・オオタケ)らが名を連ねる。日本国外では紹介される機会の少なかった作品も数多く含まれ、個人史や創作活動、社会運動などを手がかりに、戦後日本における女性たちの多様な表現をたどる。


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