直島新美術館で夏の展示替え。サニタス・プラディッタスニーと岡﨑乾二郎の新展示がスタート

香川県・直島の直島新美術館で展示替えが実施。新たにタイのアーティスト、サニタス・プラディッタスニーによる屋外インスタレーション《The Sound of Naoshima》と、岡﨑乾二郎による展示「端しき、ことの葉」が公開された。

岡﨑乾二郎「端しき、ことの葉」(2026)の展示風景 撮影:来田猛

 2025年5月31日に開館した直島新美術館で展示替えが行われ、サニタス・プラディッタスニーと岡﨑乾二郎による新展示が6月7日にスタートした。

仏塔《SILENCE》を中心に構成

 サニタス・プラディッタスニーは1980年バンコク生まれ、同地を拠点に活動。美術作品のみならず、ランドスケープ・アーキテクチャー・デザインも手がけるアーティスト。信仰や宗教に関連する建築の中の形、質感、空虚な空間に興味を持ち、鑑賞者との相互作用を促すような建築・彫刻的作品で知られる。

サニタス・プラディッタスニー《The Sound of Naoshima》(2026) 撮影:来⽥猛
サニタス・プラディッタスニー《The Sound of Naoshima》(2026) 撮影:来⽥猛

 屋外インスタレーション《The Sound of Naoshima》(2026)は、島内に点在する「直島八十八箇所」や、禅の公案である「隻手の声―片手で鳴らす音を心耳をもって聞く」(経験を通じてのみ理解できる状態)に着想を得たもので、仏塔《SILENCE》を中心に構成。タイの伝統技法と直島由来の素材を組み合わせ、周囲の自然環境へ溶け込むように設置されている。鑑賞者に静寂のなかで感覚を研ぎ澄まし、自然の循環や無常に思いを巡らせる場を提供する。

編集部