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蜷川実花

Mika Ninagawa

蜷川実花×道後プリンスホテル「TSUBAKI」 撮影=高見知香

 蜷川実花は1972年東京都生まれ。多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科卒業。美大在学中のセルフポートレイトから出発し、被写体が見せる一瞬を、極彩色の色彩で鋭敏に撮影。ファッション、音楽、広告など様々なジャンルともクロスオーバーした活動を展開してきた。極彩色の写真表現で知られるが、自身の原点として、モノクロによるポートレイト「Self-image」シリーズなども発表する。

 映画監督作として『さくらん』、(2007)『ヘルタースケルター』(2012)など。第13回キヤノン写真新世紀優秀賞以降、第9回コニカ写真奨励賞、第26回木村伊兵衛写真賞などを受賞してきた。主な個展に「蜷川実花 うつくしい日々」(原美術館、東京、2017)、「蜷川実花展–虚構と現実の間に–」(熊本市現代美術館、2018)。これまで参加した主な展覧会に「東京アートミーティングⅥ “TOKYO”」(東京都現代美術館、2015〜16)、「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」(森アーツセンターギャラリー、東京、2017〜18)など。