2025年5月31日に開館した直島新美術館は、「循環・回帰・再⽣」を2026年度のシーズン・テーマとして一部展⽰替えを⾏うと発表した。6月7日から、サニタス・プラディッタスニーの野外作品と岡﨑乾二郎の作品群を展示する。
サニタス・プラディッタスニーの《ザ・サウンド・オブ・ナオシマ》は、周囲の自然に溶け込むかのように屋外に設置。「直島八十八箇所」に敬意を抱き、禅の公案である「隻手の声―片手で鳴らす音を心耳をもって聞く」という経験を通じてのみ理解できるマインドフルネスの状態からから本作を着想。タイの伝統的な技法や直島にあった素材を組み合わせた、瞑想体験に誘うストゥ―パ(仏塔)を中心に構成される。
いっぽう岡﨑乾二郎は「端しき、ことの葉」展を開催。1990年代より継続的に直島で展示してきた近年の最新作を含むベネッセアートサイト直島所蔵の作品群を中心に展示する。「岡﨑乾二郎と直島」という時間軸、「言葉と絵画の関係」、そして「回帰」などをキーワードに、直島との関係で生まれた作品を含む時代の異なる作品を通して、日常の小さな断片がつながり、記憶を呼び起こし新しい認識を開いていく可能性について考察するという。
また、下道基行の「瀬戸内「 」資料館」プロジェクトのサテライト展示では、1930年代から2000年代初頭にかけて瀬戸内を撮影した岡山の写真家・緑川洋一による、直島の製錬所で働く人々の逞しい姿を記録した1950年代の写真群を紹介する。
- 1
- 2






















