今週末に見たい展覧会ベスト11。「笹本晃」展から「神戸六甲ミーツ・アート2025」まで【3/6ページ】

「喜如嘉の芭蕉布展」(国立工芸館

展示風景より

 石川・金沢の国立工芸館で「移転開館5周年記念 重要無形文化財指定50周年記念 喜如嘉の芭蕉布展」が開催されている。会期は8月24日まで。レポートはこちら

 「沖縄の風土が生んだ最も沖縄らしい織物」といわれる芭蕉布(ばしょうふ)は、現在、沖縄本島の大宜味村喜如嘉(おおぎみそんきじょか)でその製法が伝承されるのみとなっている。

 本展では、重要無形文化財の指定から50周年を記念して、芭蕉布の技術復興に尽力した人間国宝、故・平良敏子とその工房の作品を中心に、芭蕉布の歴史的名品もあわせて展示し、その魅力を紹介する。

会期:2025年7月11日~8月24日
会場:国立工芸館
住所:石川県金沢市出羽町3-2
電話:03-6869-7881
開館時間:9:30〜17:30
休館日:月
観覧料:一般 900円 / 大学生 600円 / 高校生 400円

「ポップ・アート 時代を変えた4人」(⼭梨県⽴美術館

第5章「アンディ・ウォーホル」の展示風景より

 ⼭梨・甲府にある⼭梨県⽴美術館で、1960年代のアメリカなどを中⼼に発展した芸術動向である「ポップ・アート」を取り上げる特別展「ポップ・アート 時代を変えた4⼈」が開催されている。会期は 8月24日まで。レポートはこちら

 「ポップ・アート」とは、⼤量⽣産された商品、広告やコミック、著名⼈のポートレートなど、誰もが知っているものをモチーフとする特徴がある。現代⽣活や⼤衆⽂化をテーマとした作品は⾊鮮やかに、時に社会⾵刺的に表現され、20世紀以降の芸術に大きく影響を与えた芸術動向だ。

 本展の展⽰作品は、スペイン出⾝のコレクターであるホセルイス・ルペレスが所蔵する版画やポスター約120点で構成され、すべて⽇本初公開となる。展示は全12章構成となっており、なかでもロイ・リキテンスタインジャスパー・ジョーンズ、ロバート・ラウシェンバーグ、アンディ・ウォーホルといったアメリカのポップ・アートを代表する4名のアーティストを中心とした展示となっている。

会期:2025年7⽉12⽇~8⽉24⽇
会場:⼭梨県⽴美術館 特別展⽰室
住所:⼭梨県甲府市貢川 1-4-27
電話番号:055-228-3322 
開館時間:9:00~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
料金:一般 1000円 / 大学生 500円 / 65歳以上・高校生以下無料