今週末に見たい展覧会ベスト11。「笹本晃」展から「神戸六甲ミーツ・アート2025」まで【6/6ページ】

「神戸六甲ミーツ・アート2025」

 神戸・六甲山上を舞台にした現代アートの芸術祭「神戸六甲ミーツ・アート2025」が開催される。会期は8月23日~11月30日。

 本芸術祭は2010年にスタートし、今年で16回目の開催を迎える。これまでに延べ580組以上のアーティストが参加し、山の自然と共鳴する多彩な作品を発表してきた。今年のテーマは「環境への視座と思考」。かつて自然破壊に直面しながらも、人々の努力によって豊かな森を取り戻した六甲山の歴史を踏まえ、自然・文化・社会といった広義の環境について、アートを通じて考える機会を提示する。

 会場となるのは、「ROKKO森の音ミュージアム」や「六甲高山植物園」など六甲山上の各エリア。登山道沿いに作品が点在するトレイルエリアでは、自然のなかでのアート鑑賞を楽しみながら、地域の風土や文化に触れることができる。

 出展作家は国内外から60組以上を予定。そのうち約15組は公募によって選出された新進作家となる。また、奈良美智の作品《Peace Head》が常設され、子供向けワークショップなどの教育プログラムも実施される予定だ。

会期:2025年8月23日~11月30日
会場:ミュージアムエリア(ROKKO森の音ミュージアム・六甲高山植物園・新池)、六甲ケーブル(六甲ケーブル下駅・山上駅)、天覧台、兵庫県立六甲山ビジターセンター(記念碑台)、六甲山サイレンスリゾート(旧六甲山ホテル)、トレイルエリア、みよし観音エリア、六甲ガーデンテラスエリア、風の教会エリア 
開催時間:10:00~17:00 ※営業日・時間は会場により一部異なる 
料金:大人 4000円 / 4歳~小学生 1700円 / 3歳以下無料