「みること、つくること、つながること 『Museum Start あいうえの』12年と現在地」(東京都美術館)

東京都美術館で「アート・コミュニケーション事業を体験する 2025 みること、つくること、つながること『Museum Start あいうえの』12年と現在地」が開催される。会期は7月31日~8月10日
同館は2012年度のリニューアルを機にアート・コミュニケーション事業をスタート。一般公募のアート・コミュニケータをはじめとする様々な人々とともに、障害の有無や年齢に関わらず、すべての人に開かれた「アートへの入口」となることを目指し、10年以上にわたって様々な活動を行ってきた。23年度より本事業をふりかえり、より広く発信するため「アート・コミュニケーション事業を体験する」を展覧会形式で開催している。
3年目となる本年は、ミュージアムで創発される協働的な学びに注目し、多様な人々が作品との対話を介してつながりを育む営み、文化への関心から始まる社会参加について考えていく。本展では、他者や文化財との関わりを大切に、制作をつづける3組の作家を紹介。また上野公園の文化施設が連携し、2013年より12年にわたって展開している「Museum Start あいうえの」のアーカイブ展示や、記録映像の上映、子供も大人も楽しめる参加型のワークショップなどを実施する。
会期:2025年7月31日~8月10日
会場:東京都美術館
住所:東京都台東区上野公園8-36
電話:03-3823-6921
開館時間:9:30~17:30 ※入室は閉室30分前まで
休館日:8月4日
観覧料:無料
「愛と平和の江戸絵画」(岡田美術館)

神奈川・箱根の岡田美術館で「愛と平和の江戸絵画」が開催される。
江戸時代は、徳川家康が幕府を開いた1603年から終焉を迎える1867年まで、約260年もの長きにわたり平和の続いた時代だった。安定した政情のもと経済が繫栄し、多様な文化が育まれ、美術においては幅広いジャンルと表現が誕生した。
本展は「愛」と「平和」というふたつのテーマから江戸時代の絵画を紹介。泰平の世を謳歌する人々や、穏やかな日常を描いた風俗画、親しみをこめて描かれたいきものたち、家族や恋人など愛する人への想いが伝わる作品の数々を展示する。また83年ぶりに再発見された伊藤若冲の 《孔雀鳳凰図》も展示される。
会期:2025年7月31日~12月7日
会場:岡田美術館
住所:神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1
電話:0460-87-3931
開館時間:9:00~17:00 ※入場は閉館の30分前まで
休館日:会期中無休
観覧料:一般・大学生 2800円 / 小中高生 1800円
「大竹伸朗展 網膜」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)

香川・丸亀にある丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で、特別展「大竹伸朗展 網膜」が開幕した。会期は11月24日まで。
大竹伸朗は、1988年に宇和島市に活動の拠点を移して以来、35年以上この地で制作を続けてきた。活動の初期段階から取り組んできた「網膜」シリーズの新作・未公開作を中心に、「網膜」に接続する多様な作品群が谷口吉生建築の展示空間に展開される。
さらに様々な関連プログラムの実施も予定され、大竹の現在地や今後の展開を理解する機会となるだろう。
会期:2025年8月1日~11月24日
会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
住所:香川県丸亀市浜町80-1
電話:0877-24-7755
開館時間:10:00~18:00 ※入館は閉館30分前まで
休館日:月、9月16日、10月14日、11月4日(ただし、8月11日、9月15日、10月13日、11月3日、11月24日は開館)
観覧料:一般 1500円 / 大学生 1000円 / 高校生以下 無料



















