「開館30周年記念 未来/追想 千葉市美術館と現代美術」(千葉市美術館)

1995年に開館し、今年で30周年を迎えた千葉市美術館。その着工時より継続して収集されてきた現代美術のコレクションから約180点を精選し、戦後美術の多様な展開をたどる「開館30周年記念 未来/追想 千葉市美術館と現代美術」が開催される。会期は8月2日〜10月19日。
コレクションは美術館の核であり、活動の原動力といえる。近世から現代、房総ゆかりの作品まで幅広い時代、表現の収集によって体系化されてきた当館のコレクションは、その独自性と重要性が高く評価されてきた。また、同館では開館当初より収蔵作品に光を当て、国内外の社会状況と密接に関係し今日に至る現代美術を、展覧会において紹介してきました。1996年の開館記念第2弾「Tranquility―静謐」展から本年の「ノック ノック!千葉市美術館をたのしむ4つの扉」展まで、現代美術に関連する展覧会は120を数える。
コレクションの収集と活用による新たな価値の創造を担う文化芸術の拠点として、本展が過去を振り返り、これからを思い描く機会が目指される。
会期:2025年8月2日〜10月19日
会場:千葉市美術館
住所:千葉市中央区中央3-10-8
電話番号:043-221-2311
開館時間:10:00〜18:00(金・土〜20:00) ※入場は閉館の30分前まで
休館日:月(祝日の場合は翌火が閉室)
料金:一般1500円 / 大学生1000円 / 高校生以下無料
「弓指寛治 不成者:現代アートが描く義勇軍」(水戸市内原郷土史義勇軍資料館)

水戸市内原郷土史義勇軍資料館で、戦後80年企画展「弓指寛治 不成者:現代アートが描く義勇軍」が開催される。会期は8月1日~10月26日。
弓指寛治は元義勇軍隊員を祖父に持ち、戦争や慰霊をテーマに社会や歴史が生んだ不条理を鋭く表現し続けている。本展は、元隊員の市川力三(1924〜95、三重県生まれ)の手記をもとにした完全新作約50点を展示する。
戦後80年を迎え、戦争の記憶が失われつつあるいま、現代アート×義勇軍という新たな試みにより、かつて満蒙開拓青少年義勇軍内原訓練所のあった内原の地から、忘れてはならない戦争の記憶と平和の大切さを発信する。また、資料館と作家が共に文化を発信し、収益につなげるため、全出展作品をふるさと納税の返礼品とする試みも同時に行う予定だ。
会期:2025年8月1日~10月26日
会場:水戸市内原郷土史義勇軍資料館
住所:茨城県水戸市内原町1497-16
開館時間:9:00~16:45
休館日:月
観覧料:無料



















