今週末に見たい展覧会ベスト13。パウル・クレー、瀬戸内国際芸術祭の夏会期、江戸絵画から大竹伸朗まで【3/6ページ】

磯崎隼士「Beneath the Tree 木の下」(光の美術館

 山梨県の清春芸術村内にある光の美術館で、磯崎隼士による個展「Beneath the Tree 木の下」が8月3日まで開催されている。

 磯崎は1994年生まれ。2020に東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻を修了した。主な個展に「《どうぞお元気で《お幸せに《こんにちは《」(2023、Knot Corner)、「今生」(2021、WHITEHOUSE)、「あの鳥のように」(2019、CAPSULE)、「台所」(2016、Gallery Conceal Shibuya)、「自己埋葬行為」(2024、foam contemporary)。

 本展は、過去作品の展示に加え、会期中も滞在制作を続けながら、展覧会を完成させていく内容となっている。いずれ劣化し破損していく運命にある物事に対し、様々なメディウムをもちいて、作品というかたちで独自の表現を試みている。

会期:2025年5月3日~8月3日
会場:光の美術館
住所:山梨県北杜市長坂町中丸2072
電話:0551-32-3332(清春芸術村)
開館時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)
休館日:月
観覧料:一般 1500円 / 高大生 1000円 / 中学生以下無料

「イマーシブシアター 新ジャポニズム ~縄文から浮世絵 そしてアニメへ~」(東京国立博物館

イマーシブシアター会場写真

 東京・上野の東京国立博物館で、東博×NHK スペシャルプロジェクト「イマーシブシアター 新ジャポニズム ~縄文から浮世絵 そしてアニメへ~」が8月3日まで開催されている。会場レポートはこちら

 はるか1万年以上前から、日本の風土の中で独自の美意識が受け継がれてきた。本展は、NHKの高精細映像と技術を結集したイマーシブシアター「新ジャポニズム」と題して、東京国立博物館所蔵の国宝や重要文化財を中心にした日本文化のタイムトラベルを堪能できる。

 会場では、縄文土器から絵巻、鎧兜から手塚治虫、高畑勲、細田守のほか、名作アニメも登場。高さ7メートルの巨大モニターで鑑賞する。なお、本展は映像展示のため、作品の展示はない。

会期:2025年3月25日~8月3日
会場:東京国立博物館
住所:東京都台東区上野公園13-9
電話:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:9:30~17:00(金土、5月4日、5月5日、7月20日は〜20:00)※入館は閉館の30分前まで
休館日:月、5月7日、7月22日(ただし、4月28日、5月5日、7月21日は開館)観覧料:一般 2000円 / 大学生 1200円 / 高校生 800円 / 中学生以下無料

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場 -junction-

2025.12.12 - 2026.01.24
parcel
馬喰町 - 清澄白河|東京