「Study:大阪関西国際芸術祭2025」に総勢50名以上が参加【2/3ページ】

 大規模開発によって注目を集める大阪キタエリアでは、佐久間洋司がキュレーターとなり、「思弁的な音楽」展をメインにビルやサイネージなどに作品を展開するという。

 また、同芸術祭が立ち上げ当初から会場としてきた西成エリアでは、NPO法人「こえとことばとこころの部屋(ココルーム)」が運営する釜ヶ崎芸術大学や西成拠点のファッションブランド「NISHINARI YOSHIO」と連携し、展示を展開。谷川俊太郎、森村泰昌+坂下範征らが参加する。

釜ヶ崎芸術大学のアートに出会う日常に宿泊できる”Our Sweet Home”
森村泰昌(美術家)× 坂下範征(元日雇い労働者、釜ヶ崎芸術大学在校生)2022

 船場エリアでは、これまで同様船場エクセルビルが主な会場。岸本光大がキュレーターとなり「Re: Human──新しい人間の条件」展にシュウゾウ・アヅチ・ガリバー、金氏徹平、金サジ、釜ヶ崎芸術大学ら約10組が参加。新しい「人間らしさ」の可能性を考える展示を行うという。

シュウゾウ・アヅチ・ガリバー ⽢い⽣活 1995 / A.T.C.G. / インターコース [東京バージョン] マルセル・デュシャン(1887-1968)とエルヴィン・シュレーディンガー(1887-1961)に捧げる 1993-95 インスタレーション、ミクストメディア サイズ可変 ©︎certotokyo
釜ヶ崎芸術大学

 加えて、万博記念公園にある国立民族学博物館では俳優・のんが作品を発表。前回の70年万博と今回の万博をいかに接続させるのか、注目したい。

のん

編集部

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