彫刻家・名和晃平とダンサー・田中泯の初のコラボレーションとなる舞台『彼岸より』が、山梨・甲府のYCC県民文化ホール(山梨県民文化ホール)で上演される。日時は1月10日、11日。
田中泯は1945年東京都生まれ。1966年より独自の舞踊スタイルを展開しはじめ、既成概念にあてはまらないダンスを継続。78 年のパリ・フェスティバル・ドートンヌ(Festival d’Automne à Paris)ルーブル装飾美術館でのデビュー以来、世界的なダンサーとして活躍する。近年は映画やドラマなど映像作品でも国内外問わず活躍。
名和晃平は1975年大阪府生まれ。2003年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士課程彫刻専攻修了。彫刻家 / Sandwich主宰 / 京都芸術大学教授。京都を拠点に活動し、建築から舞台作品まで、既存の彫刻の領域を拡張する作品を数多く手がけ国内外で精力的に活動している。
1970年代より実験的活動を展開し、身体と世界の関係性を追い求めてきた田中泯。その活動のひとつに、自身の拠点・山梨県の山村で決行された「白州フェスティバル」がある。日本における野外芸術祭の先駆とも言えるこの催しに名和晃平はボランティア・スタッフとして参加し、強い影響を受けたと公言しているという。
田中泯と名和晃平はこれまで、それぞれの方法で身体と向かい合ってきた。今回、両名は出会いの地である山梨で舞台へと挑む。