京都市京セラ美術館で「ナイト・ウィズ・アート2020」が開催。田中泯「場踊り」など多彩なプログラムで夜の美術館を楽しもう

10月3日、京都を含む世界の年で行われる夜の文化イベント「ニュイ・ブランシュ」(白夜祭)。その同時開催プログラムとして、京都市京セラ美術館で「ナイト・ウィズ・アート2020」が開催される。

​​mimaculによるパフォーマンス「孤独な散歩者の白夜」 Photo by Igaki photo studio

 10月3日に開催される今年の「ニュイ・ブランシュ KYOTO」。その同時開催プログラムとして、京都市京セラ美術館で「ナイト・ウィズ・アート2020」が開催される。

 「ニュイ・ブランシュ」(白夜祭)とは、京都を含む世界の各都市で開催される、アートやコンサートなどを楽しむ夜の文化イベントのこと。

 京都市京セラ美術館では、本館「コレクションルーム:秋期」、東山キューブ「杉本博司 瑠璃の浄土」、ザ・トライアングル「木村翔馬:水中スペック」を22:00まで鑑賞することができる(最終入場21:30、一部要事前予約)。

 「杉本博司 瑠璃の浄土」関連イベントとしては、田中泯の「場踊り」が開催。日本庭園に展示中の《硝子の茶室 聞鳥庵》と、固有の踊りを即興で行う「場踊り」の共演は必見だ。いっぽうドローイングや油彩画、VR、3DCGによって独自の絵画世界をつくり上げる木村翔馬は、北西エントランスの透明な窓ガラスにペインティングを行う。

田中泯 (C)平間至 Itaru Hirama
木村翔馬 撮影=水津拓海(rhythmsift)

 また、全長25メートルにおよぶ巨大な鈴木康広の代表作《空気の人》が出現するほか、外観は、髙橋匡太のワークショップに参加した市民によるカラーリングでライトアップ。

鈴木康広 空気の人

 そのほかにも、オオルタイチ × mama!milk × 京都市交響楽団によるスペシャルセッションや、mimaculによるパフォーマンス「孤独な散歩者の白夜」など、館内では様々なイベントが開催。いつもと違う美術館で、一夜限りの非日常感を楽しみたい。

編集部

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