43名の作家が出展。九谷焼と産地の魅力を発信するオンライン展示会「KUTANism」が開催

伝統工芸・九谷焼の魅力を伝えるオンライン展示会「KUTANism」が開催される。会期は10月24日〜12月20日。

「KUTANism」メインビジュアル

 2019年に伝統工芸・九谷焼の魅力を伝えるために、産地である石川・小松市と能美市で初開催された展示会「KUTANism」。新型コロナウイルスの影響により、今年はオンラインでの開催となる。会期は10月24日〜12月20日。

 今年の「KUTANism」のメインとなるのは、九谷焼の伝統や技術を継承しながら、新たな価値創造に挑む43名の作品の展示だ。作家による作品づくりについてのコメントとともに、様々な角度から撮影した作品画像をオンラインで楽しめる。

牟田陽日による昨年の「KUTANism」出品作品

 また、東京藝術大学大学美術館・館長の秋元雄史と、九谷焼の作家による対談をアーカイブしたコンテンツや、映画監督・森義隆による九谷焼のショートフィルムもウェブ上で公開。現代を生きる作家や識者たちの言葉を通じて、九谷焼の歴史や、九谷焼とは何かをひもといていく。

上出惠悟による昨年の「KUTANism」出品作品

 さらに、ストリートフォトグラファー・シトウレイによる写真の連載や、小松市と能美市を歩くモデルコースの紹介も掲載され、九谷焼を育んできた街の魅力を知ることができる。さらに両市の九谷焼販売店をリンクで紹介し、購入の入口も提供する。

北村和義による昨年の「KUTANism」出品作品

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