2019.7.3

モアレによる曖昧さの表現。安田昂弘の個展「EMERGING」が伊勢丹メンズ館「ART UP」で開催

様々な音楽家の映像作品をはじめ、NIKEの広告やm-floのアートワークなどを手がける安田昂弘が、個展「EMERGING」を伊勢丹メンズ館「ART UP」で開催する。会期は7月10日〜30日。

安田昂弘 EMERGING_01 2019

 様々な音楽家の映像作品をはじめ、NIKEの広告やm-floのアートワークを手がけてきた安田昂弘(たかひろ)が、個展「EMERGING」を伊勢丹メンズ館2階にあるギャラリースペース「ART UP」で開催される。

 安田は1985年愛知県生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科を卒業後、2010 年にドラフトに入社。グラフィックデザインから映像、プロダクトデザイン、デジタルクリエイションまで、多岐にわたるプロジェクトに参加し、2015 年に独立。現在はCEKAIに所属し、アートディレクション、グラフィックデザインだけでなく、国内外での作品展示、デジタル領域のデザインやプロダクト、映像監督など、人間のフィジカル的な視点とグラフィックのあり方を考察し、様々なクリエイティブでの活動を展開している。

 本展は、2017年に中目黒のVOILLDで開催された3回目の個展「EMERGE」の手法や世界観を昇華させたもの。デジタルドローイングでつくり出されたモアレによる”曖昧さ”の表現に注目したい。