今年2月、伊勢丹新宿店メンズ館のリモデルオープンに伴ってオープンしたギャラリースペース「ART UP」。
ファッションとアートの関係をひも解き、より幅広い「クリエーション」を発信することを目指す同スペース。これまで、コム・デ・ギャルソンのアートワークを手がけたbaanai(バーナイ)や、「持ち運べるアートピース」を提案する海前ブラザーズをフィーチャーしてきた。
これに続く3回目は、表情豊かな動物の造形で知られるイギリスのアーティスト、ステファニー・クエールを紹介する。
日本でも度々展示を行ってきたクエール。2016年に銀座メゾンエルメスのウィンドウを飾ったほか、DOVER STREET MARKET GINZA1階の巨大なゾウの彫刻でも知られている。本展ではフクロウやサルの立体作品に加え、陶板の作品を展示。野性的かつ繊細な世界観を楽しむことができる。
なお、ART UPでの海外アーティストの展示は今回が初めて。ファッションとアートのあいだで、今後どのような作品にフォーカスしていくのかにも注目したい。