
右脳派? 左脳派? nendoの展覧会「information or inspiration?」がサントリー美術館で開幕
佐藤オオキ率いるデザインオフィス nendoと美術館の共同企画・展示デザインの展覧会「information or inspiration? 左脳と右脳でたのしむ日本の美」が、東京・六本木のサントリー美術館で開幕した。「information」と「inspiration」とのふたつの展示空間を通して、ひとつの作品をふたつの見方で体験する本展の魅力を、レポートでお届けする。

佐藤オオキ率いるデザインオフィス nendoと美術館の共同企画・展示デザインの展覧会「information or inspiration? 左脳と右脳でたのしむ日本の美」が、東京・六本木のサントリー美術館で開幕した。「information」と「inspiration」とのふたつの展示空間を通して、ひとつの作品をふたつの見方で体験する本展の魅力を、レポートでお届けする。

現在、東京藝術大学の博士課程に在籍するオランダ出身のアーティスト、ヴィンセント・ライタスの個展「Breathing IN/EX-terior 呼吸する内/外」が駒込倉庫で開催されている。これまで「美学としてのインティマシー(親密性)」という観点を軸に作品を発表してきたライタスは今回、空間を活かしたインスタレーションを展開。会期は5月12日まで。

光あふれる色彩とダイナミックな構図、そしてユーモアや社会批評を交えながら力強い絵画を生み出してきた大岩オスカール。その日本では10年ぶりとなる大規模な個展「大岩オスカール 光をめざす旅」が、金沢21世紀美術館で開幕した。近作を中心とした約60点の作品が集まる本展の見どころとは?

フランク・ゲーリー設計のもと、2012年に開館予定でだったグッゲンハイム・アブダビが、2023年にオープンすると予想されている。グッゲンハイム財団傘下最大の美術館となる同館は、草間彌生やラリー・ベルなど、1960年代以降の収蔵品で構成されるという。

静岡県の東伊豆クロスカントリーコースで開催される人気野外フェスティバル「Rainbow Disco Club」。今年は会期中に、音楽家のジョニー・ナッシュと、気鋭のグラフィックアーティスト・YOSHIROTTENによる音とビジュアルのインスタレーション《FUTURE NATURE x Melody As Truth Installation Supported by G-SHOCK》が突如出現するという。

京都府立植物園で、野村仁や石毛健太など7名によるグループ展「生きられた庭」が開催される。本展はキュレーターによるガイドツアー形式で行われ、ウェブ上でも多様なドキュメンテーションの方法が試みられる。会期は5月12日~19日。

世界を代表するデザインの見本市「ミラノデザインウィーク」。昨年から引き続き参加したソニーが、今年は「Affinity in Autonomy」をテーマにした展示を行った。5つのセクションからなる本展でソニーが伝えたかったものとは何か? ソニー (株)クリエイティブセンター チーフアートディレクターの石井大輔と、シニアアートディレクターの前坂大吾のコメントを交え、現地の様子をお届けする。

今年1月に東京港区の防潮扉で発見された、神出鬼没の覆面アーティスト・バンクシーが描いたとされるネズミの絵が、4月25日より東京都庁第一本庁舎2階のロビーで一般公開されている。展示期間は5月8日まで。

超高層ビルへの建て替えを目前に控えた東京・京橋の戸田建設本社ビルを舞台に、オリンピック・パラリンピック以降の日本を考えるためのアートイベント「TOKYO 2021」が開催される。同イベントでは、建築家の中山英之、藤村龍至による「課題」を軸とした建築展(8月3日〜24日)、黒瀬陽平がキュレーションを務める美術展「慰霊のエンジニアリング」(9月14日〜10月20日)が行なわれる。

実験映画や独立系映画をフォーカスした国際映画祭「全州国際映画祭(JIFF)」が、5月2日〜11日に韓国南西部の全州で開催される。「Cinema, Liberated and Expressed」をテーマとした、52ヶ国から262本の映画が上映される今回の映画祭の見どころとは?

60年にわたって現代美術界を牽引してきたドイツ人作家、ゲルハルト・リヒター。その個展「PATH」が、東京・六本木のワコウ・ワークス・オブ・アートで開催されている。本展では、世界初公開となる最新エディション作品《PATH》のほか、大型のガラス立体作品を展示。会期は4月20日〜6月1日。

無意味にも思える行動を収めた映像作品で知られる作家、丹羽良徳の個展「誰も要求していない計画に全会一致で合意する」が、東京・渋谷のGALLERY X BY PARCOで開催されている。本展では新作が発表されるほか、様々なイベントも行なわれる。会期は5月7日まで。

ISSEY MIYAKEのテキスタイル・ディレクターとして活躍してきた皆川魔鬼子を中心に、独自の素材開発に取り組んできたブランド「HaaT」。そんな「HaaT」の2019年春夏コレクションを紹介する展覧会「KURA展:BATIK」が、京都・三条のISSEY MIYAKE KYOTOで開催される。会期は4月27日〜5月26日。

建築空間をフィルターに誰もが自由に歩き回り、驚きと出会うことをコンセプトとした展覧会「Wandering Wonder ーここが学ぶ場ー」が、東京・天王洲の建築倉庫ミュージアムで開催される。会期は5月22日〜9月1日。

オーストリア・ウィーンで19世紀末から20世紀初頭にかけて開花した独自の文化。いま注目を集めるグスタフ・クリムトやエゴン・シーレらが活躍したこの黄金期の芸術に焦点を当てた「ウィーン・モダン」展が、国立新美術館で開幕した。

横尾忠則展「B29と原郷 -幼年期からウォーホールまで-」が、東京・谷中のSCAI THE BATHHOUSEで開催。本展は、マッカーサーやアンディ・ウォーホルなど、戦後の歴史上で存在感を放った著名人たちを題材にした作品群を中心に構成される。会期は5月31日〜7月6日。

アートユニットのキュンチョメが、2018年に発表し話題を呼んだ映像作品《完璧なドーナツをつくる》。埼玉・東松山市の原爆の図 丸木美術館で、同作の上映が開催される(4月27日〜5月6日)。またそれにあわせ、同館とその近くにあるサバイバルゲームフィールドをめぐる3日間限定の「平和学習ツアー Love and Guns」が行なわれる(4月29日、5月3日、4日)。

華やかな装飾性と世紀末的な官能性を併せ持つ作品を手がけた画家、グスタフ・クリムト。19世紀末ウィーンを代表するクリムトによる、日本では過去最多となる約25点以上の油彩画を紹介する展覧会が上野・東京都美術館で開幕した。

デザイナー/アートディレクターとして、多岐にわたる活動を行う佐藤直樹。そんな佐藤の公立美術館では初となる個展「本と美術の展覧会vol.3 佐藤直樹展:紙面・壁画・循環」が、群馬県の太田市美術館・図書館で開催される。会期は6月29日〜10月20日。

「ゴッホ展」が、上野の森美術館(10月11日~2020年1月13日)、兵庫県立美術館(2020年1月25日~3月29日)で開催されることがわかった。本展では、初期作から晩年の代表作まで約40点の作品で、フィンセント・ファン・ゴッホの短くも濃密な画業をたどる。