女性性、他者としての美術史。ケイト・グルービー インタビュー
イギリス・ヨークシャーと南フランスを拠点に、パートナーと世界を旅しながら活動しているケイト・グルービー。 人との出会いや関係性をテーマに、一見、ピカソやマティスなどの作風を彷彿とさせながらも、 パフォーマンスと深く結びついた絵画を制作してきた。大和日英基金アートプライズ受賞を機に来日し、個展を開催した作家に、自身のライフスタイルとそれに基づく作品制作について話を聞いた。
イギリス・ヨークシャーと南フランスを拠点に、パートナーと世界を旅しながら活動しているケイト・グルービー。 人との出会いや関係性をテーマに、一見、ピカソやマティスなどの作風を彷彿とさせながらも、 パフォーマンスと深く結びついた絵画を制作してきた。大和日英基金アートプライズ受賞を機に来日し、個展を開催した作家に、自身のライフスタイルとそれに基づく作品制作について話を聞いた。
彫刻、ペインティング、ドローイング、インスタレーション、そして言語を用いた多様な作品を発表し、ポスト・ミニマリズムを代表するアーティストとして知られるリチャード・タトル。小山登美夫ギャラリー(東京・六本木)での個展「8, or Hachi」開催に際し、かねてからタトルのファンであったという建築家の青木淳との対談を行った。
現代美術家・杉本博司が建築家・榊⽥倫之とともに2008年に設立した建築設計事務所「新素材研究所」の10年周年を記念する企画展「新素材研究所・ -新素材×旧素材-」が東京・天王洲の建築倉庫ミュージアムで10月21日に開幕した。「旧素材こそもっとも新しい」という理念のもと活動する2人に、旧素材の魅力やそれを使う意義などについて話を聞いた。
世界2大オークションハウスのひとつ、クリスティーズ。その日本法人であるクリスティーズジャパンの代表取締役社長に、東洋美術部門インターナショナル・ディレクターでシニア・バイス・プレジデントの山口桂が就任した。これまで数々のセールを手がけてきたスペシャリストは、日本でこの老舗オークションハウスをどこに導くのか? 本人に話を聞いた。
インターネットカルチャーをバックグラウンドに、多種多様な「キャラクター」をモチーフとしたドローイングや絵画作品を制作してきた藤城噓。近年は都市文化や自然科学から着想を得た作品も手がけるなど、新たな試みを展開し続けている。いっぽう、大学在学中の2009年に、美術を通して社会実験を行う「カオス*ラウンジ」のメンバーとしても精力的に活動してきた藤城。ギャラリーαMで展示を行った作家にこれまでの軌跡と美術館、共同体と個人の活動の関係性について話を聞いた。
「描きたいものを描きたいように」という信念を込め、 自らの中に生まれる世界を描く佐藤晋也。この秋、個展開催を控えた作家に、絵画への思いと発想の源泉について話を聞いた。
パフォーミング・アーツの祭典「フェスティバル/トーキョー」で、演出家・劇作家の山本卓卓(やまもと・すぐる)が映画を発表する。主宰する劇団・範宙遊泳の演劇作品では、プロジェクションを操り、生身の俳優との掛け合いを通して、独特の情感あふれる世界を繰り広げる山本。日頃から映像と演劇について考える機会が多いであろう彼が、映画をどうとらえ、今回どのような映像作品をもくろんでいるのか。話を聞いた。
ドイツ国内にとどまらず、国際的な運動体として、戦後の現代美術に大きな影響を与えたアーティスト・グループ「ZERO」。ハインツ・マックはその創設メンバーであり、現在に至るまで精力的な活動を続けている。デュッセルドルフでの個展を機に、これまでの歩みや自らの芸術について話を聞いた。
インターネット上に点在する古今東西のイメージや身近なモチーフをコンピュータ上で構成し、その仮想世界をキャンバスに描き起こしてきた今津景。選ばれるモチーフのなかには、ドラクロワ、マネ、歌川広重などによる名画も含まれ、その思考と制作の根底には、脈々と続く美術の歴史が息づいている。山本現代で個展「Measuring Invisible Distance」を行った今津に、幼少期や作家としての現在、これからの話を聞いた。
2006年にスタートした新進アーティストの活動を支援する公募展「shiseido art egg」(シセイドウ アートエッグ)。12回目の今年、選出された冨安由真、佐藤浩一、宇多村英恵の3名は資生堂ギャラリーで何を見せるのか。連続インタビューの最終回となる第3弾では、8月3日から個展が行われている宇多村英恵に話を聞いた。
「だまし絵(トロンプ・ルイユ)」で広く知られるマウリッツ・コルネリス・エッシャー(1898〜1972)。その生誕120年を記念した大規模回顧展「ミラクル エッシャー展」(上野の森美術館)が連日行列ができるなど、好評を博している。なぜ人はこれほどエッシャーに惹かれるのか? いつからエッシャーの人気は高まりを見せたのか? 本展監修者で東京藝術大学大学美術館准教授・熊澤弘に本展開催の舞台裏とエッシャーの受容史について聞いた。
作品の「完成」を決めずに、作品制作の過程そのものを作品として発表する写真家・宇田川直寛。7月18日より銀座・ガーディアン・ガーデンで開催する個展「パイプちゃん、人々ちゃん」では、写真の展示をしない、新たな表現方法を模索している。「自分が作品を制作してもいいのか、その正当性を考えている」と語る作家に話を聞いた。
美術家・原田裕規の個展「心霊写真/ニュージャージー」が、東京・馬喰町のKanzan Galleryで2018年3月9日から4月8日まで開催された。「心霊写真」展(2012)、「作者不詳」展(2017)に続く「写真シリーズ」の総集編である本展において、写真作品の様々な制作・展示方法によってその見え方の拡張を提示した原田。そんな原田の作品への向き合い方と制作について、美術評論家の中尾拓哉が訊いた。
2006年にスタートした新進アーティストの活動を支援する公募展「shiseido art egg」(シセイドウ アートエッグ)。12回目の今年、選出された冨安由真、佐藤浩一、宇多村英恵の3名は資生堂ギャラリーで何を見せるのか。連続インタビューの第2弾では、7月6日から個展が始まった佐藤浩一に話を聞いた。
シンガポール出身のホー・ツーニェンの表現は映像、演劇、観客参加型など多岐にわたる。トラを通して歴史をさかのぼる連作においても、複数の方法で試行錯誤を重ねた。その最終形となる《一頭あるいは数頭のトラ》(2017)を今年2月に日本で発表したホーに、創造の源泉を尋ねた。
2019年に開催される国際展「岡山芸術交流 2019」でアーティスティックディレクターを務めるフランス人アーティスト、ピエール・ユイグ。前回は作家として参加した同国際展をどのようにディクションするのか? 来日した本人に芸術祭という枠組み、そして「岡山芸術交流 2019」で目指すものについて話を聞いた。
家族や友人から、スポーツ選手、ミュージシャン、活動家まで多様な人物の肖像画を描く、アフリカ系アメリカ人のヘンリー・テイラー。Blum & Poe(東京)での日本初個展を機に来日した作家に、自身の境遇やそれを元とした作品制作の関係について話を聞いた。
メディア・アーティストとして数々の作品を手がけてきた落合陽一。その最新作を展示した個展「山紫水明∽事事無碍∽計算機自然」展が東京・表参道のEYE OF GYREで6月28日まで開催されている。様々な領域で活躍する落合は、なぜアートをつくり続けるのか? そのテーマと理由とは? 会場で本人に話を聞いた。
迫鉄平(さこ・てっぺい)は写真の特性・限界を考察しながら、「写真のようなもの」を用いた作品づくりを行い、第39回「キヤノン写真新世紀」では審査員満場一致でグランプリを受賞した。そんな迫の最新作を展示する個展「FLIM」が東京・新宿のSprout Curationにて開催中(5月11日〜6月10日)だ。これまでの活動や制作の裏側について、迫にインタビューを行った。
2006年にスタートした新進アーティストの活動を応援する公募展「shiseido art egg」(シセイドウ アートエッグ)。12回目の今年、選出された冨安由真、佐藤浩一、宇多村英恵の3名は資生堂ギャラリーで何を見せるのか。連続インタビューの第1弾では6月8日から個展を開催する冨安由真に話を聞く。