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「検閲」に揺れた2017年。ニューヨークのアートシーンを振り返る

2017年1月のトランプ政権発足後、アメリカでは人種・文化・宗教・ジェンダーを巡る衝突がより顕在化し、異なる意見を受け入れる寛容さが急速に失われつつある。アートの世界では「検閲」というかたちで、この状況を目にすることが多くなった。本記事では、「検閲」という観点から、2017年ニューヨークで論議を呼んだ展示を振り返る。

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2017年展覧会ベスト3 (美術評論家・清水穣)

数多く開催された2017年の展覧会のなかから、6名の有識者にそれぞれもっとも印象に残った、あるいは重要だと思う展覧会を3つ選んでもらった。今回は美術評論家・清水穣編をお届けする。

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孤高のデザイナーの素顔に迫る。 映画『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』

2018年1月より公開される、ファッション・デザイナーのドリス・ヴァン・ノッテンに密着した初のドキュメンタリー映画『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』。ドリスも参加した07年の展覧会「スキン+ボーンズ――1980年代以降の建築とファッション」(国立新美術館、東京)を担当した国立新美術館主任研究員・本橋弥生が、本作の魅力を語る。

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あらゆるアーティストに活躍の場を。これまでにない企画公募でアーツカウンシルが目指すものとは?

東京都およびアーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)が、2020年に向けて展開している「東京文化プログラム」。2020年からの「Tokyo Tokyo FESTIVAL」に向けて、かつてない「企画公募」が行われる。この内容と狙いとは? アーツカウンシル東京機構長・三好勝則に話を聞いた。

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ミュシャ、国宝、運慶が60万人超え。 2017年 美術展覧会入場者数 TOP10

数多くの展覧会が開催された2017年を数字で回顧。美術館・博物館で行われた展覧会の入場者数TOP10を紹介する。※対象展覧会は2017年1月1日〜11月30日の期間に開催されたもので、2016年から会期がまたいでいるものも含む。12月18日現在で回答がなかったもの、ウェブサイト公開不可のもの、入場者数を公表していないものは含まない。またジャンルは美術、あるいはそれに準ずるものに限る。

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30のトピックスで振り返る。 2017年のアートシーン

個人美術館の相次ぐ開館や、オークションでの巨額落札など、様々な出来事があった2017年。主にウェブ版「美術手帖」で取り上げたニュースを中心に、2017年のアートシーンを30のトピックスで振り返る。

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進化し続ける80歳の巨匠、デイヴィッド・ホックニー。過去最大級の回顧展で60年の軌跡をたどる

ロサンゼルスの邸宅やプールを描いた風景画などで知られる、イギリスを代表するアーティスト、デイヴィッド・ホックニー。ニューヨーク・メトロポリタン美術館で2018年2月25日まで開催されているホックニーの大回顧展の見どころを、現地からレポートする。

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世界へ広がる大学間のネットワーク。筑波大学が目指す、芸術の 「ユニバーシアード」とは?

平成25年度から4回にわたり、筑波大学が文化庁とともに主催してきた新進芸術家育成交流作品展「FINE ART / UNIVERSITY SELECTION」(通称・ファインアート展)。今年で5年目を迎え、「ファインアート・ユニバーシアードU-35展」と名を改めて再出発した展覧会の見どころを、ファインアート展実行委員長の太田圭教授に聞いた。

INSIGHT / PROMOTION

地域の魅力を強く発信。 「やんばるアートフェスティバル」はほかの芸術祭と何が違うのか?

今年12月9日から沖縄本島北部地域、通称「やんばる(山原)」を舞台に開催される新たな芸術祭「やんばるアートフェスティバル」。そのメディア向けプレスツアーが、会期に先駆け10月末に実施された。「作品がないプレスツアー」となった今回。そこにはどういう狙いがあったのか?

INSIGHT / PROMOTION

アートアワードトーキョー丸の内 2017の受賞者が決定

次世代アーティストの発掘を目的に、主要な美術大学、芸術大学の卒業・修了制作を対象に選考を行う「アートアワードトーキョー 丸の内 2017」の受賞者が決定。一次審査を通過した作品は2017年9月8日〜24日、丸の内エリアの会場にて展示された。

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現代のさまざまな視覚表現を考える。11月号新着ブックリスト

『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2017年11月号では、気鋭のアーティストの著書や20世紀絵画に関する論考など、現代の表現を紐解く4冊を取り上げた。

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