
「音を観る、時を聞く」体験とは? 坂本龍一の過去最大規模の個展が北京で開幕
坂本龍一の過去最大規模の個展「坂本龍一:观音听时|Ryuichi Sakamoto: seeing sound, hearing time」が、3月19日より北京の私設美術館・木木芸術社区(M WOODS HUTONG)で開催中。高谷史郎や真鍋大度らと共同制作した作品を集結した本展の見どころを、北京在住のキュレーター・何競飛(カ・キョウヒ)がレポートする。

坂本龍一の過去最大規模の個展「坂本龍一:观音听时|Ryuichi Sakamoto: seeing sound, hearing time」が、3月19日より北京の私設美術館・木木芸術社区(M WOODS HUTONG)で開催中。高谷史郎や真鍋大度らと共同制作した作品を集結した本展の見どころを、北京在住のキュレーター・何競飛(カ・キョウヒ)がレポートする。

アートコレクターとしても知られる前澤友作が会長を務める公益財団法人現代芸術振興財団。同財団が主催する、国内最大級の学生向けアートアワード「CAF賞」が作品募集を5月1日から開始する。応募締め切りは6月30日18時。

イギリスの現代美術家、ライアン・ガンダーが、東京オペラシティ アートギャラリーの収蔵品をキュレーションした「ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展」が開幕した。会期は6月20日まで。

ブロックチェーン技術を用い、唯一無二性を担保したデジタル・アート(クリプトアート、NFT)がマーケットで盛り上がりを見せるなか、ライゾマティクスがクリプトアートに特化したマーケットプレイス「CryptoArt Experiment」を立ち上げた。その背景にあるものとは何か? 真鍋大度に聞いた。

Akio Nagasawa Gallery Aoyamaで2期にわたる個展「地平線 Horizon」を行っている小村希史。 描いた絵画の油絵具を削ぎ落とす「Subtract」(「取り去る、差し引く」の意)の手法で「描く」画家に話を聞いた。

ポーラ文化研究所が国文学研究資料館と協力・連携し、同研究所が所蔵する古典籍176冊と浮世絵349点の高精細デジタル画像を初めてオンラインで一括公開するデータベースが4月16日に公開した。

6月9日より東京・六本木の国立新美術館で開催される「ファッション イン ジャパン 1945-2020 —流行と社会」。そのプレイベントとしてふたりのファッションデザイナー、丸龍文人と山縣良和による「フミト ガンリュウ」のランウェイショーとインスタレーションが開かれた。ショーが目指したもの、ふたりのファッションへの考え、そして展覧会の見どころについて、担当研究員の本橋弥生を交えた3人に話を聞いた。

サザビーズが匿名のデジタルアーティスト・Pakと共同で開催したNFTセール「The Fungible Collection」が、1680万ドル(約18億円)の売上高を達成した。オープンエディションの「Cube」が合計約1400万ドルで販売されたほか、一点物のNFT作品「The Switch」と「The Pixel」はそれぞれ144万4444ドルと135万5555ドルで落札された。

今週開幕した、または開幕する展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。なお予約方法や開館情報など最新情報は、各館公式サイトを参照してほしい。

昨年、東京の銀座中央通りにオープンしたロロ・ピアーナ 銀座店。この建築を手がけた青木淳の設計思想に迫る個展「青木淳展 – The Touch Of Architecture」が、同店4階のスペースで始まった。会期は5月9日まで。

「中銀カプセルタワービル」で知られる黒川紀章が自身の別荘として設計し、50年にわたって非公開とされてきた長野県の「カプセルハウスK」が、修繕を経て5月に一般公開。現在は保存のためのクラウドファンディングも行われている。

滋賀県立近代美術館がリニューアルし、6月27日に「滋賀県立美術館」として再開館する。その新しくなった内観や館のステートメント、開館後の展覧会内容を紹介する。

現在ある鳥取県立博物館から美術分野を独立させ、新たに「鳥取県立美術館」として開館させる計画が進んでいる。開館予定は2025年。

日本を代表するからくり人形師・九代 玉屋庄兵衛の展覧会「からくり人形師 九代玉屋庄兵衛展 -伝統の技と挑戦-」が横浜髙島屋ギャラリーで開催される。会期は4月21日〜5月10日。

約9500点の日本美術を収蔵しているアメリカのミネアポリス美術館のコレクションから、中世から近世にいたる日本絵画の変遷をたどる展覧会「ミネアポリス美術館 日本絵画の名品」が、東京・六本木のサントリー美術館で開幕した。本展の見どころをレポートで紹介する。

第18回
『美術手帖』創刊70周年を記念して始まった連載「プレイバック!美術手帖」。美術家の原田裕規がバックナンバーから特集をピックアップし、現代のアートシーンと照らし合わせながら論じる。今回は1991年6月号の特集「エイズ」を紹介。

「聴く」という行為を通して、世界と関わる実践を芸術作品によって紹介する展覧会「聴く─共鳴する世界」がアーツ前橋にて開催された。同時開催された「場所の記憶 想起する力」展や過去の同館の取り組みなどとも反響しあう本展の試みを、キュレーターの飯岡陸がレビューする。

具体美術協会での活動でも知られる美術家の今井祝雄がアート・ディレクションを務める「文字模似言葉(もじもじことのは)」展が、ボーダレス・アートミュージアムNO-MA(滋賀)で開催中だ。現代の情報社会において、文字や言葉のあり様を再検討する本展について、滋賀県立美術館学芸員の荒井保洋が論じる。

世界三大オークションハウスのひとつである「フィリップス」が、その歴史上初となるNFTアート作品の販売をスタートさせた。カナダ人アーティストのMAD DOG JONESによる《レプリケーター》と題された同作は、7つのユニークな世代の作品で構成され、28日ごとに新しい作品が自動的に生成されるというもの。入札は100ドル(約1万1000円)から。

草間彌生のモノクローム作品に着目した展覧会「神秘と象徴の中間:草間彌生のモノクローム」が、4月29日〜12月26日の会期で草間彌生美術館で開催される。本展では、初期から現在に至るまで草間が制作を継続している多様なモノクローム作品を紹介し、その独自のモノクロームの世界を概覧する。※政府による緊急事態宣言の延長を受け、4月29日~6月2日まで臨時休館